鍼灸治療

鍼灸治療
鍼灸治療は世界保健機関(WHO)から、さまざまな症状に効果があると認められている、世界中で認められた治療方法です。鍼や灸を用いて身体に刺激をして、人が本来持つ自然治癒力や免疫力を高めて、症状の治療や、病気の予防を行います。

 

鍼施術について
とても細いステンレス製の鍼を経穴(ツボ)に刺入します。「はりを刺す」と聞くと痛いイメージがあるかもしれませんが、鍼灸で用いる鍼の太さや鍼先の形は注射針とは異なり、刺してもほとんど痛みはありません。

 

当院の鍼治療で使用する鍼の長さは、4.0~8.0㎝、太さは、0.16~0.25㎝で、体形・体質・刺入部位によって使い分けます。完全滅菌処理済みの使い捨て鍼(エチレンオキサイドガス滅菌処理)のみを使用します。

 

鍼治療が効果を示す症状の多くは、運動器系(筋・骨格器系)に起因するものが多いです。治療を受けられる方も腰や足の痛み、膝痛、肩関節痛などの症状が占めていますが、健康維持・促進の効果もあるため、東洋医学でいう『未病治』の概念(病気になってしまう前に養生し健康状態を維持すること)に基づく治療が昔から行われています。

鍼(院長)

 

灸施術について
灸とは艾を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法で、一般的に『やいと、お灸』と言われています。

熱刺激を与えてきわめて軽いやけどを起こすことで、自然治癒力が促され、自己免疫力の向上が期待できる治療法です。

 

当院では“セラミック電気温灸器”という、艾を使用したお灸と同等の効果を発揮する機器を使用します。特徴としては、温度を43℃~55℃まで3℃刻みの5段階で調節でき、±1℃の精度で温度管理をするため、体調や体質に合わせた施術が可能です。

さらに、火を使う・やけどになる・煙が出る・線香のにおいが衣服に付くなどのリスクがないため、どのような体質・肌質の方でも安全に施術が受けられます。

 

機械の先端はアレルギーフリーのセラミックを使用しており、施術後は消毒用エタノールで全面拭くことができるため、衛生面での心配もなく常に清潔な状態で使用します。

 

こんな症状でお困りの方
鍼灸治療は痛みを伴う症状をはじめ、原因がわからないとされる症状(不定愁訴)などさまざまな症状に効果があります。

・首肩コリや腰痛、神経痛、関節痛
・頭痛や目,鼻,耳の症状、めまい、のぼせ
・動悸や息切れ、便秘、内臓の不調
・更年期障害や婦人科症状、冷え症
・自律神経の乱れ、疲れやすい、体調不良
など
 
※鍼灸治療を受けていただく時は、患者着(上下)に着替えて頂きます。(無料貸出し)

鍼灸(下腿)桜