院 長 杉本 憲一(すぎもと けんいち)
【出身地】 横須賀市船越町
【経 歴】
2001年 3月 長生学園卒業
2001年 3月 あん摩・マッサージ・指圧師免許取得
2001年 4月 長生医学会入会
2001年 4月 整形外科でのリハビリ指圧マッサージ治療師として従事
2003年 5月 出張マッサージ治療専門で独立開業
2006年 5月 現在の店舗に「杉本治療院」を開設
2010年 4月 経絡按摩・関節運動法講習会 指導員就任
2011年11月 医王会指圧センター経絡指圧講習会 上級コース終了
2013年 4月 調気手技療法2級 認定
2016年 1月 リフレパシー整体全課程 修了
2016年 8月 TPDトリガーポイント・ドクター取得
2017年 6月 治療家養成「指圧塾」スタート 主宰
2020年 9月 ピンポン&フィットネス「ViVid VIRGO」健康アドバイザー就任
2021年 9月 促通反復療法(川平法)入門講座修了
2021年 10月 気学・易学教室スタート 主宰
2021年 11月 促通反復療法(川平法)中・上級講座修了
2022年 5月 DMMオンラインサロン「九星気学CLUB」スタート 主宰
2022年 9月 ストレッチ教室スタート
2023年 4月 呉竹鍼灸柔整専門学校「鍼灸科」入学
厚生労働大臣免許
あん摩・マッサージ・指圧師 第116392号
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杉本治療院 院長 杉本憲一
高校時代は地元強豪校の野球部に所属
私は子どもの頃から野球が大好きで、高校では地元の横浜商工高校(現横浜創学館高校)の野球部でプレーしていました。3年生の時は副主将を務めています。これは密かな自慢なのですが、現在メジャーリーグでプレーしている松坂大輔投手から練習試合でヒットを打ったこともあるんですよ。
とはいえ、体格的には決して恵まれていた方ではなかったですし、中学時代に肩や足を故障した経験もありましたので、マッサージに対する関心は高かったと思います。当時から、どのようなトレーニングをしたらどこが強くなるのか?故障や筋肉の張りがあるときはどのようなストレッチをしたらいいのか?というのを独学で勉強して試していましたね。また、『ノーラン・ライアンのピッチャーズ バイブル』をはじめ、ストレッチやトレーニングに関係する本をよく買って読んでいました。そのおかげでしょうか。高校では大きな故障をすることなく、最後までプレーすることができました。
マッサージ師を目指したきっかけ
ただ、故障がまったくなかったというわけではなく、一度、ふくらはぎを肉離れしたことがあったんです。そのとき、知り合いのお父さんがマッサージ師をやっていて、そこに通ってお世話になっていたときに、私の中で「ああ、これだ」という何か特別な思いが湧き上がり、それが大きなきっかけとなりました。その後、スポーツトレーナーや国家資格を得たマッサージ師などの職業について調べまして、この道に進むことを真剣に考えるようになったのです。幸いなことに、1学年上の野球部の先輩が長生学園(マッサージ指圧師の専門学校)に進学されたというご縁もあり、そのあとをたどる形で私も長生学園に入学しました。
長生学園で国家資格を習得
長生学園での授業は、これまで高校でやってきた科目とは違いますから、それなりに苦労することはありましたけど、元々自分が目指している分野でしたから楽しかったです。3年間のカリキュラムを経て国家資格を取得し、卒業してからは長生学園の先輩にあたる方が経営していた会社に勤務しました。そこでは整形外科のリハビリマッサージを中心に、ローテーションの関係でクアハウスのマッサージなどもしながら修行を重ねました。人の体を沢山触れたという意味では、この時期に得たものは今の基礎にはなっていると思います。仕事をするうえでの体力も徐々についてきました。
また、自分から希望して整形外科のリハビリマッサージを積極的にやらせてもらったおかげで、医学的な面の勉強にもなったと思います。将来開業する目標があったので、色々な症状を抱えている方を見ることができたのは、とてもありがたかったです。
バイク1台での出張専門治療を経て、現在地に開業
整形外科などでの2年間の修業期間を経て、23歳になった年の2003年の5月に1人で出張専門の治療院として開業しました。長い年月会社に属する形で修行を重ねる道もあったとは思いますが、私は自分が経験しているものを早く活かしたいという気持ちが強かったので、迷いはなかったですね。出張治療専門にしたのは、私の恩師の教えで「はじめから治療院を構えてアグラをかいていても患者さんは集まってこないよ」という言葉を受けていたためでした。最初は電話受付と知り合いからのご紹介などが中心でしたが、ありがたいことに仕事はそれなりに頂けていたので忙しかったです。
当時は戸塚に住んでいましたので、地元横須賀と2つを拠点にして、バイク1台で鎌倉や藤沢などにも出向きました。ここでも毎日が勉強でしたね。もちろん、普段から勉強会に参加したり、治療のために知識や技術を向上させることもそうですが、すべて1人でしたから、最初のうちは体力的にきつい部分もありました。また、歳が若かったですから、時にはお客様に「もっと年配の人がくるかと思った」と不安な顔をされたり、精神的にきつかったこともありましたけれど、そういったことも含めて様々な経験をさせてもらえたと思っています。
そして、出張専門の治療を3年間経験した後、そろそろ自分の看板を持って腰を据えたいと思い、2006年5月、現在地に杉本治療院を開設し、今に至っています。
治療は患者さんの話を聞くことから始めます
治療の流れをご説明していきますと、まず初めに大事にしているのが「問診」です。60分のコースであれば15~20分程度。施術はそのあとでしっかりと60分とります。できるだけ患者さんの方から話していただいて、それを聞くようにしています。精神療法も兼ねていますので、時には身の回りのお話などを聞くこともありますね。それによって、原因が体の使いすぎなのか? ストレス性のものなのか? 本当に訴えていることは何かを把握しておく。そこからスタートになります。
お腹を診て症状の根っこを見つけます
次は「動診」と「触診」です。腰痛ならどの動きで痛いか? 首ならどうか? と、現状の動きを見させていただきます。また、東洋医学で言う気の流れ、経絡(けいらく)を意識して、お腹を診させてもらっています。お腹を診る治療院というのはあまりないのではないでしょうか。東洋医学の考え方では「お腹に症状の根っこがある」と言われています。筋肉の動きはそれぞれ内蔵に対応していますので、お腹のどこかに違和感があれば、それが体のどこかにつながっているのです。たとえば、胃だったら足のスネのところにツボがあったりしますね。そのため、表面的なことだけではなく、気の動きを診ることが大切になってくるのです。いざ、お話をうかがってお腹を触らせてもらい、関連する内蔵などを指して「ここから来ていますね」と指摘すると、身に覚えがあって驚かれる患者さんも結構いらっしゃいますね。
東洋医学による治療を取り入れています
東洋医学的な経絡治療を取り入れるようになったのには理由があります。以前は、筋肉や神経を意識した治療のみでやっていたのですが、その限界を感じるようになっていたのです。たとえば、首を寝違えた人に対して、直接関係のあると思われる筋肉を丁寧にマッサージしたのに全然ラクにならなかったり…。それが、東洋のやり方を活かすようになると、首ではなくて手のツボ一点を指圧するだけで治ったりするんですよね。もちろん、筋肉や骨格系も指圧マッサージとして重視しますけれど、東洋医学的に診させていただいたうえで指圧の治療をすれば、さらに良い効果を得られると考えています。いずれにせよ、患者さんにあった治療法をその都度出すことを目指しています。
治療は「心地よい圧」で刺激を与える方法です
このような方法を中心に、症状の根っこと思われるところを狙って指圧していきます。指圧による治療は痛くありません。「心地良い圧」が経絡に響く圧ですから「快圧」(かいあつ)という言い方もします。昔は患部を強く押して刺激していた時代もありましたが、今はストレス社会になってきているということもあり、「癒し」も治療に含まれていると考えています。それに、痛いのを我慢すると交感神経(自律神経の中で激しい活動をする際に活発になる神経)の方が緊張しますからね。病気の治療は、本来、リラックスする際に活発になる副交感神経をメインに動かしてあげなくてはなりませんから、「心地よい圧」が適していると考えています。
こんな症状でお悩みの方はぜひ一度いらして下さい
女性の先生もいますので、性別や年齢に関係なく安心して来ていただけたらと思います。どんな症状でもどんと来い! という気持ちでお待ちしております。患者さんの傾向としては、肩こり、腰痛で苦しんでいる方が一番多いです。そこからの関連で、神経痛や高血圧など、二次的なところに影響していることもよくあります。それらのいわゆる現代病の原因になっているのは、運動不足、飲み過ぎ食べ過ぎ、寝不足による不摂生ですよね。それによる胃やすい臓の弱り。または、ストレスによる肝臓の弱り、胃の弱り。単に表面的な痛みや不調だけでなく、体の中から生じている症状の「根っこ」を狙って指圧をし、循環を良くしていきます。
スポーツ障害の方や若い世代の方、産後の骨盤調整も対応いたします
スポーツ障害に悩まされている方もお待ちしています。若い世代では、地元の高校や中学の運動部、クラブチームなどで野球やサッカー、陸上、バスケットボールをプレーしている選手を当治療院で治療しています。ヒザ、腰、肩を悪くしていることが多いですかね。ときには試合を目の前に控えていて、かけ込みで「何とかして欲しい」と言われることもあります。そういったときも含めて、本人の話をよく聞いて、色々な対処方法について話をしながら復帰させるようにしています。私自身、高校時代に野球をやっていましたし、野球以外のスポーツであっても体の動きとして基本は同じですから、対応できることは多いと思います。骨折、脱臼などの場合は、直接の治療は病院や接骨院などになりますが、その後は私たちの出番になります。骨折後、固まったところを曲げ伸ばししやすくするための治療をやっています。状況にもよりますが、捻挫や肉離れについてもツボのつながりから狙っていける場合があるので、受け入れていることが多いです。むしろ、私達のほうが触り慣れているというのはありますね。
また、20代、30代の方で、パソコンによる目の疲れや腰の痛みなどを訴えて治療にいらっしゃる方も結構います。今は若い世代のほうが体が弱い傾向にありますからね。体を動かさないお仕事が多いですし、食べ物も昔とは違います。生活習慣が体に与える影響は大きいと思いますよ。また、日頃頑張っている自分へのご褒美として体のメンテナンスを…という方もいらっしゃいます。他に産後の骨盤の調整なども行なっています。今の女性は産後のケアもしっかりしたいという方が多いです。仙腸関節という骨盤の大事な関節があるんですけど、そういったところの調整をしたり、背骨の動きが悪ければマッサージだけではなくて「AKA」という骨格、関節の調整法を行なったりもしています。
コースについて
コースは60分が標準的です。30分の場合は部分治療になります。また、疲れがひどい方や2つ以上症状がある方には、90分のコースをお勧めしています。肩こりだけでなく腰の痛みもつらい、というときなどですね。
地元に根付いた治療院へ
とにかく、地域の方のためになりたい、という気持ちが強いです。自分の生まれ育った町ですから、地元の人に役立ちたいと強く思っています。治療師は日々鍛錬や勉強をし続けていかねばなりません。指圧ひとつをとっても、力押しでなく、丹田(たんでん)を意識しながら、腰から、あるいはお腹から押す感覚を覚えておくなど、体の使い方が上手でなくてはなりません。また、治療法についても新しいものがあればそれが患者さんにとって効果的なのか?今行なっている方法に取り入れることができるか?といったことを日頃から勉強を重ねていく必要があります。
私は18歳からこの世界でやってきて、厳しい時代も経験してきています。ご縁があれば私と同じように治療師としてやっていきたいと考えている若手を増やして、これまで得てきたものを伝えていきたいです。その結果として、人の数が増えて分院などもできればいいですね。そうした流れの中で、自分自身ももっともっと成長していきたいと思います。
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◆杉本治療院の沿革
2003年 5月 出張マッサージ治療専門で独立開業
2006年 5月 現在の店舗に「杉本治療院」を開設
2009年 8月 治療院改装工事、ベッド1台追加(全2台)
2010年 9月 ホームページ開設
2013年 5月 ホームページリニューアル
2013年 8月 治療院増築工事、ベッド1台追加(全3台)
2017年 6月 治療家育成講習会「指圧塾」スタート
2020年 9月 ピンポン&フィットネス「ViVid VIRGO」健康アドバイザースタート