後天定位は方位だけではない|九星と時間・季節の関係をわかりやすく解説

九星気学

九星気学を学んでいると、九つの星を配置した「後天定位」という図が出てきます。

後天定位というと、まず「どの星がどの方位にあるのか」を覚えるもの、という印象を持つ方もいるかもしれません。

しかし、後天定位にはそれだけではない面白さがあります。

方位だけでなく、一日の時間や春夏秋冬の流れまで重ねて見ることができるのです。

この見方を知ると、九星が単に「人の性格を九種類に分けたもの」ではなく、時間や季節の変化とも関係していることが見えてきます。

後天定位の中央には五黄土星がある

後天定位の中央に位置するのが、五黄土星です。

この中央を九星気学では「中宮(ちゅうきゅう)」と呼びます。

中宮とは、簡単にいえば後天定位の中心です。

その周囲には、北・東北・東・東南・南・南西・西・北西という八つの方位が配置されています。

ここから周囲の星を見ていくと、九星と時間、季節の関係が分かりやすくなってきます。

九星には「象意」がある

九星には、それぞれに「象意」があります。

象意とは、簡単にいえば「現象の意味」のことです。

方位だけでなく、時間、季節、自然の状態、人の行動など、さまざまな現象に意味を重ねて見ていきます。

ただし今回の記事では、それぞれの星の象意を詳しく説明することが目的ではありません。

まずは、後天定位そのものに時間と季節の流れがあるという基本を見ていきます。

一白は「北・真夜中」

後天定位の北に位置するのが、一白水星です。

一日の時間に重ねると、一白は午前0時、真夜中にあたります。

太陽の光が見えず、周囲が静まっている時間です。

季節では冬のイメージと重なります。

ここから、次第に朝へ向かって時間が動いていきます。

八白は「東北・季節の切り替わり」

一白から進んで、東北に位置するのが八白土星です。

八白は、季節の切り替わりと関係する位置として見ていきます。

冬から春へ。

一つの季節が終わり、次の季節へ移っていく境目にあたります。

後天定位の中でも、こうした「変化の途中」が位置として表されているところが興味深いところです。

三碧は「東・朝日・春」

さらに進むと、東に三碧木星があります。

東は、太陽が昇る方位です。

一日の時間でいえば、朝日が昇り、新しい一日が始まる時間帯に重なります。

季節では春。

植物が芽を出し、外へ向かって動き始める頃です。

真夜中の一白から、季節の切り替わりである八白を経て、三碧で朝日が昇る。

こうして見ると、後天定位の星の配置が、単なる方位の暗記ではなくなってきます。

後天定位の中を、時間が巡っている

北の一白から東北の八白、そして東の三碧へ。

ここまでを見るだけでも、後天定位の中に夜から朝へ、冬から春へという流れがあることが分かります。

このあと太陽はさらに高くなり、やがて西へ傾いていきます。

季節も、春から夏、秋、冬へと巡っていきます。

九星気学では、このように方位・時間・季節を重ねて見ることで、それぞれの星が持つ意味を理解していきます。

四緑は「東南・朝が進んでいく時間」

東の三碧からさらに進むと、東南に四緑木星があります。

三碧で朝日が昇り、四緑では太陽の光がさらに広がっていきます。

一日の流れで見れば、朝が進み、周囲が明るくなっていく時間帯です。

季節の流れでいえば、春が進み、物事が少しずつ整っていく時期として見ることができます。

ここでも、方位だけではなく、時間や季節の動きと重ねることで、星の意味が理解しやすくなります。

九紫は「南・太陽が最も高くなるところ」

さらに進むと、南に九紫火星があります。

南は、太陽が最も高く昇る位置として捉えます。

一日の中では、光が強く、周囲をよく見渡せる時間帯です。

季節では、夏の勢いが強まるイメージと重なります。

北の一白では真夜中だった太陽が、東で昇り、南で最も高い位置まで来る。

こうして見ると、後天定位の中で太陽が動いているように感じられます。

二黒は「南西・太陽が少しずつ傾く時間」

南から西へ向かう途中、南西に位置するのが二黒土星です。

太陽は最も高い位置を過ぎ、少しずつ西へ傾いていきます。

一日の流れでいえば、午後へ向かう時間です。

季節の流れでも、盛りを過ぎ、次の段階へ移っていくイメージが重なります。

後天定位では、このように太陽の高さや季節の進み方まで重ねて見ていきます。

七赤は「西・夕日・実り」

さらに進むと、西に七赤金星があります。

西は、太陽が沈む方位です。

一日の終わりが近づき、夕食や団らんの時間を思い浮かべることもできます。

季節では、秋の実りと重ねて見ることができます。

春に始まったものが育ち、やがて結果として現れてくる。

七赤の位置には、そうした「実り」や「結果」を感じさせる流れがあります。

六白は「北西・一日の完成へ向かう位置」

西からさらに進み、北西に位置するのが六白金星です。

太陽は沈み、一日の活動が終わりへ向かいます。

一つの流れが完成し、再び静かな夜へ入っていく位置として見ることができます。

そして、その先には再び北の一白があります。

一日の終わりが、次の一日の始まりへつながっていく。

後天定位は、直線ではなく、巡りとして見るとさらに分かりやすくなります。

後天定位には「一日の流れ」が重なっている

ここまでを時間の流れとして見ると、

一白 ― 真夜中
八白 ― 切り替わり
三碧 ― 朝日
四緑 ― 朝が進む
九紫 ― 太陽が最も高い
二黒 ― 午後へ向かう
七赤 ― 夕日
六白 ― 一日の完成

という流れが見えてきます。

もちろん、それぞれの星にはさらに多くの象意があります。

ただ、まずは「九星は時間の流れとも関係している」ということを知るだけでも、後天定位の見え方は大きく変わります。

春夏秋冬の巡りも同じ図の中にある

後天定位には、一日の時間だけでなく、春夏秋冬の流れも重なっています。

冬から春へ。

春から夏へ。

夏から秋へ。

秋から冬へ。

そして、季節の途中には土用のような切り替わりの時期もあります。

方位、時間、季節。

一見すると別々のものに見えますが、九星気学では、それらを一つの図の中で重ねて見ていきます。

九星を「性格だけ」で覚えない

九星気学を学び始めると、どうしても「一白はこういう人」「三碧はこういう人」と、人の特徴だけに目が向きやすくなります。

しかし、九星にはそれだけではない広がりがあります。

方位があり、時間があり、季節があり、その位置に応じた現象の意味があります。

それらを重ねて見ることで、九星の象意が少しずつ立体的に理解できるようになります。

各星の詳しい象意については、今後あらためて一つずつ見ていきたいと思います。

後天定位を見ると、気学の世界が広がる

後天定位は、九つの星を覚えるためだけの図ではありません。

そこには、方位とともに、一日の時間、春夏秋冬、そして変化の流れが重なっています。

真夜中から朝になり、昼を迎え、夕方になって、また夜へ戻る。

冬から春になり、夏、秋を経て、また冬へ戻る。

世の中は止まっているのではなく、常に巡り、変化している。

後天定位を時間や季節と重ねて見ると、九星気学がその変化をどのように捉えているのかが、少しずつ分かってきます。

もっと深く九星気学を学んでみたい方へ

今回は、後天定位と時間・季節の関係についてご紹介しました。

九星には、それぞれの位置に応じた象意があります。

これからさらに学んでいくと、一白、二黒、三碧……それぞれの星が持つ意味も、より深く理解できるようになります。

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