九星気学には、一白水星から九紫火星まで九つの星があります。
九つもあると、「どの星とどの星が関係しているのか」を覚えるのは少し難しく感じるかもしれません。
そこで役立つのが、五行の関係から九星を見るという考え方です。
九星を木・火・土・金・水の五つに分けると、星同士のつながりが整理しやすくなります。
その関係を見るために使われるのが、「相星の図」です。
九星は五つのグループに分かれる
まず、九星と五行の関係を整理してみましょう。
水=一白水星
木=三碧木星・四緑木星
火=九紫火星
土=二黒土星・五黄土星・八白土星
金=六白金星・七赤金星
九つの星がありますが、五行で見ると五つのグループになります。
このグループ分けが、相星を理解する土台になります。
相星の図は「後天定位」がもとになっている
相星の図は、まったく別のところから生まれたものではありません。
もとになっているのは、これまで何度も出てきた後天定位です。
後天定位とは、五黄土星が中央の中宮(ちゅうきゅう)に位置し、その周囲に八つの星が配置された基本の盤です。
その九星を五行で整理すると、星同士の関係が見えやすくなってきます。
つまり、後天定位、五行、相星は、それぞれ別々に覚えるものではありません。
後天定位の中にある九星を、五行の関係から見直したものが相星の理解につながるのです。
同じ五行の星には「仲間」がいる
五行で九星を分けると、同じ仲間に属する星が見えてきます。
たとえば三碧木星と四緑木星は、どちらも「木」。
二黒土星・五黄土星・八白土星は「土」。
六白金星と七赤金星は「金」です。
こうした同じ五行の星同士を、相星では兄弟星・姉妹星として見ます。
九つの星を一つずつ覚えるよりも、五行の仲間として捉えると整理しやすくなります。
隣り合う五行には「生み育てる関係」がある
同じ五行の仲間だけでなく、五行には相生の関係があります。
相生とは、一方がもう一方を生み育てる関係です。
水 → 木 → 火 → 土 → 金 → 水
というように、五行は順番につながっています。
たとえば木にとって、水は自分を育ててくれる存在です。
反対に、木から見れば火は自分から生まれていく存在になります。
こうした関係が、以前の記事でご紹介した親星・子星という考え方につながっています。
相星を丸暗記しなくても、五行から考えられる
「この星とこの星が相星」と一つずつ暗記する方法もあります。
でも、五行の関係を理解しておけば、なぜその星同士がつながるのかを考えられるようになります。
水が木を育てる。
木が火を生む。
火から土が生まれる。
こうした五行の関係を土台にすれば、相星も単なる暗記ではなくなります。
「なぜそうなるのか」が分かると、気学はぐっと学びやすくなります。
後天定位・五行・相星は一つにつながっている
ここまで九星気学を学んでくると、以前は別々に見えていた内容が少しずつ結びついてきます。
後天定位。
五行。
相生と相剋。
相星。
親星・兄弟星・子星。
これらは独立した知識ではなく、一つの体系の中で関係しています。
このつながりが見えてくると、九星気学は暗記するものから、仕組みを理解して考える学びへ変わっていきます。
相星は「相性の良し悪し」だけを見るものではない
相星という言葉を見ると、どうしても「この人とは合う」「この人とは合わない」という人間関係の相性を思い浮かべやすいと思います。
もちろん、人との関係を見る時にも相星は使います。
ただ、それだけではありません。
相星は、五行の関係を通して、星同士がどのようにつながっているのかを見るための基本でもあります。
人間関係だけでなく、吉方や最大吉方を考える時にも、この相星の考え方が土台になります。
「同じ五行」と「生み合う五行」を分けて考える
相星を理解する時は、まず二つに分けると分かりやすくなります。
一つは、同じ五行の仲間です。
もう一つは、相生の関係でつながる五行です。
たとえば木であれば、三碧木星と四緑木星は同じ木の仲間です。
そして水は木を育て、木は火を生みます。
こうして見ると、一つの星の周囲に、同じ仲間と、生み育てる関係の星があることが分かります。
これを図として整理したものが、相星を理解する助けになります。
五行の関係が分かると、吉方の意味も理解しやすい
前の記事では、生気吉方・毗和吉方・退気吉方という3種類の吉方をご紹介しました。
この3つも、もとをたどれば相星と五行の関係です。
親星との関係。
兄弟星・姉妹星との関係。
子星との関係。
それぞれの関係によって、吉の働き方が変わります。
つまり、吉方だけを単独で覚えるより、その前に相星と五行を理解しておく方が、理由まで分かるということです。
最大吉方も、相星の理解が土台になる
最大吉方についても同じです。
本命と月命、それぞれの吉方を見ていく時には、相星の関係を使います。
そのため、最大吉方だけを先に覚えようとすると、どうしてその星になるのかが分かりにくくなります。
五行。
相生。
相星。
本命と月命。
こうした基礎が積み重なって、最大吉方の理解につながります。
気学は「点」ではなく「つながり」で学ぶと分かりやすい
九星気学は、用語だけを見ると覚えることが多く感じます。
後天定位。
五行。
相生と相剋。
相星。
吉方。
最大吉方。
一つずつバラバラに覚えようとすると、難しく感じるかもしれません。
でも、これらはすべてつながっています。
一つの知識から次の知識へ、理由をたどりながら学んでいく。
この学び方をすると、気学はぐっと理解しやすくなります。
相星の図は「関係」を見るための地図
私は、相星の図を「星同士の関係を見るための地図」のようなものとして捉えると分かりやすいと思っています。
どの星が同じ仲間なのか。
どの星が自分を生み育てるのか。
どの星を自分が生み出すのか。
こうした関係を目で追えるようになると、九星同士のつながりも整理しやすくなります。
そして、その関係が人間関係や吉方の理解にも広がっていきます。
相星を理解すると、気学の基礎が一段まとまる
第3回資料では、数理から始まり、五行、相生相剋、相星、吉方、最大吉方へと内容が広がっていきます。
一見するとテーマが多いように見えますが、土台には共通した考え方があります。
数字や星を単独で見るのではなく、それぞれの関係を見ていくこと。
この視点が身につくと、九星気学の理解はさらに深まります。
もっと深く九星気学を学んでみたい方へ
今回は、相星の図と後天定位・五行の関係についてご紹介しました。
「相星の関係をもっと理解したい」
「吉方がなぜ決まるのかを知りたい」
「九星気学を丸暗記ではなく、仕組みから学びたい」
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