九星気学というと、
「自分は何星なのか」
「今年の運勢はどうなのか」
というところに目が向きやすいかもしれません。
でも、九星気学で見るのは人の特徴だけではありません。
方位、季節、時間、場所。
こうした自然や環境の意味も、九星と重ねて見ていきます。
その土台になるのが、これまでの記事でもご紹介してきた「後天定位」です。
後天定位は、九星を並べるだけの図ではない
後天定位は、九星がどの位置にあるのかを示す基本の盤です。
ただ、星の配置だけを覚えて終わりではありません。
それぞれの位置には、方位があり、季節があり、時間があります。
そして、その場所ごとに異なる意味があります。
九星気学では、このような現象や場所が持つ意味を「象意(しょうい)」として見ていきます。
つまり後天定位は、単なる星の配置図ではなく、自然界の移り変わりを読み取るための一つの地図のようなものです。
東には「朝」と「春」の意味が重なる
たとえば、後天定位で東に位置するのが三碧木星です。
東は、太陽が昇る方向です。
時間でいえば朝。
季節でいえば春。
そこには、芽が出る、新しい動きが始まるというイメージが重なります。
こうして見ると、
方位だけを見るのではなく、その方向にある時間や季節の意味まで一緒に捉える
という九星気学の特徴が分かってきます。
太陽の動きとともに、方位の意味も変わっていく
東から昇った太陽は、やがて東南へ進み、さらに高く昇っていきます。
東南に位置する四緑木星の場所は、朝から昼へ向かう中で、太陽の光が心地よく感じられる時間帯として捉えられます。
そして、太陽が最も高くなる位置に重ねて見るのが九紫火星です。
そこには、明るさや見渡す力などの意味が加わります。
九星気学では、このように太陽の動きと方位の関係から、時間の流れを感じ取る見方があります。
西は、日が沈み一日が実る時間
西は、太陽が沈む方向です。
時間帯でいえば夕方。
後天定位では、七赤金星が西に位置します。
一日の仕事を終え、食事をしたり、楽しんだりする時間でもあります。
また、季節の流れと重ねると、実りや結果という意味も見えてきます。
朝に始まり、昼に高まり、夕方に収穫する。
こうした自然界の流れを方位に重ねて見ると、九星気学の盤が少し違って見えてきます。
方位は「吉か凶か」だけを見るものではない
九星気学は方位学ともいわれます。
そのため、
「この方向は吉」
「こちらは凶」
というイメージを持つ方も多いと思います。
でも、方位を見るというのは、それだけではありません。
その方向にはどのような時間があり、どんな季節が重なり、どんな意味を持っているのか。
方向そのものの意味を理解することが、九星気学ではとても大切です。
この視点を知ると、方位は単なる「良い・悪い」の判断ではなく、自然の流れを読み取るためのものとして見えてきます。
「象意」を知ると、九星の見方が広がる
九星気学では、星そのものの特徴だけでなく、その星が持つ「象意」を見ていきます。
象意とは、簡単にいえばその星や場所に表れやすい意味や現象のことです。
たとえば、東には朝や春、始まりのイメージがあります。
西には夕方や実り、一区切りという意味が重なります。
こうした象意を知ると、九星を「人の性格」だけで見るのではなく、時間や環境の意味としても捉えられるようになります。
方位の意味は、人間関係や仕事にも応用できる
方位の意味は、単に移動する方向だけに使うものではありません。
九星気学では、方位にある象意を、人間関係や仕事、日々の行動にも重ねて考えることがあります。
たとえば、始まりを意味する位置なら、新しいことを始める姿勢。
整う意味を持つ位置なら、人間関係や仕事の流れを見直すこと。
結果や実りを表す位置なら、これまで取り組んできたことを振り返ること。
このように、方位の意味を「今の自分に必要なテーマは何か」と考える材料にすることができます。
九星は「人」だけでなく「現象」を見るものでもある
九星気学を初めて学ぶときは、どうしても「一白水星の人」「三碧木星の人」というように、人に当てはめて考えがちです。
でも、九星の意味は人だけに限りません。
時間、場所、季節、物事の状態など、さまざまな現象を見るときにも使われます。
だからこそ、九星気学は人を分類するためだけのものではなく、目の前で起きていることを理解するための視点にもなります。
同じ星でも、廻座する場所によって意味が変わる
第18記事でご紹介したように、九星は盤の中を巡ります。
これを「廻座」といいます。
同じ星でも、どこに位置しているかによって、重なる象意が変わってきます。
星の特徴だけを見るのではなく、
「どの場所にいるのか」
まで見ていく。
この視点が加わることで、九星気学の読み方はさらに立体的になります。
「八方塞がり」も、悪い意味だけではない
九星気学では、中央を「中宮」といいます。
中宮というと、「八方塞がり」という言葉を思い浮かべる方もいるかもしれません。
ただ、私が学んできた気学では、これを単純に悪い時期としてだけ捉えません。
中央にいるということは、自分が中心となり、周囲との関わりが増えるという見方もあります。
仕事、家庭、プロジェクトなどで、中心的な役割を担うこともあるでしょう。
そのため、思うように動けないと感じることがあっても、必ずしも「悪い」という一言では片づけられません。
その位置には、その位置なりの意味がある。
私は、こうした見方が九星気学の奥深さだと感じています。
方位の意味を知ると、自然の中で生きていることに気づく
東から太陽が昇り、南で高くなり、西へ沈む。
春に芽が出て、夏に成長し、秋に実り、冬に静かになる。
私たちは普段あまり意識していなくても、こうした自然の流れの中で生活しています。
九星気学では、方位・季節・時間を重ねることで、その変化を一つの体系として見ていきます。
だからこそ、気学を学ぶことは、単に運勢を知ることではありません。
自然の流れの中で、自分が今どこにいるのかを考えること。
そこに、九星気学を日常へ活かす大きな意味があります。
九星気学は、吉凶だけでは見えない世界を教えてくれる
方位、季節、時間、象意。
これらを一つずつ理解していくと、九星気学が単なる「良い方位・悪い方位」の学びではないことが分かってきます。
どの方向に、どんな意味があるのか。
その意味が、今の自分や周囲の状況とどう重なるのか。
そう考えていくことで、気学は人間関係や仕事、生き方を見直す一つの材料になります。
私は、吉凶だけで終わらず、その意味を理解してどう活かすかというところに、九星気学の魅力があると思っています。
もっと深く九星気学を学んでみたい方へ
今回は、九星と方位・季節・時間の関係についてご紹介しました。
後天定位を見ると、九星にはそれぞれ方位があり、その場所には季節や時間、さまざまな象意が重なっています。
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