耳が詰まった感じ・音がこもる感じはありませんか?
「耳の中がふさがったように感じる」
「音がこもって聞こえる」
「耳抜きをしても、すっきりしない」
こうした耳閉感では、耳そのものだけでなく、首肩の筋緊張やストレス、自律神経の状態なども関係していることがあります。
鍼灸治療では、耳まわりだけをみるのではなく、首・肩・顎まわり、全身の状態まで確認していきます。
耳閉感では、首肩の筋緊張をゆるめることが大切です
耳の不調がある方では、首肩こりが強いことも少なくありません。
首や肩の筋肉が硬くなると、頭部や耳まわりまで緊張感が続き、「耳が詰まる」「頭が重い」と感じることがあります。
そのため、耳だけに鍼をするのではなく、首・肩・背中まで筋緊張を整えることを大切にします。
特に胸鎖乳突筋のこりを確認します
耳閉感の施術で、特に確認したい筋肉の一つが胸鎖乳突筋です。
胸鎖乳突筋は、耳の後ろから首の前方へ走る大きな筋肉で、頭の位置や首の動きに関わります。
デスクワークやスマートフォン、ストレスなどでこの筋肉が強く緊張すると、耳まわりや側頭部まで不快感を感じる方もいます。
指圧・マッサージや鍼灸で胸鎖乳突筋の緊張をやわらげ、首まわりが楽な状態を目指します。
ストレスが強い方は「肝」をみます
「仕事が忙しくなると耳が詰まる」
「緊張が続くと耳の違和感が強くなる」
という方もいます。
東洋医学では、ストレスによって気の流れが滞る状態を「肝鬱気滞」と考えることがあります。
そのため、ストレスとの関連が強い場合には、「肝」の働きを一つの視点としてみながら、手足のツボも使って全身を整えます。
若い方・中高年では「三焦」の働きも考えます
耳は、東洋医学では複数の経絡と関係すると考えます。
その中でも、耳のまわりには「三焦経」のツボが多く分布しています。
若い方や中高年で、耳の詰まり感や耳まわりの緊張が強い場合には、三焦経の流れや耳周囲の反応を確認しながら治療穴を選ぶことがあります。
三焦は、東洋医学では全身の気や水分の流れと関係する考え方です。
高齢の方では「腎」も重要です
東洋医学には、「腎は耳に開竅する」という考え方があります。
年齢を重ねるにつれて耳の聞こえや耳鳴りなどが気になる場合には、腎の状態も大切にみます。
ここでいう腎は、現代医学の腎臓そのものではなく、成長・老化・生命力などに関わる東洋医学的な働きとして捉えます。
そのため、高齢の方では耳周囲だけでなく、腰や下肢など腎に関係するツボを使うこともあります。
耳まわりのツボは「反応」をみて選びます
耳のまわりには、耳門・聴宮・聴会・翳風など、多くのツボがあります。
ただし、すべての方に同じツボを使うわけではありません。
実際に耳まわりを触れ、
- 圧痛がある
- 硬さがある
- 左右差がある
- 触れたときに響く感じがある
といった反応を確認して治療穴を決めます。
「耳に効くツボだから使う」のではなく、その方の身体が示している反応をみることを大切にしています。
耳だけでなく、手足のツボも使います
耳閉感の鍼灸治療では、耳のまわりだけに鍼をするとは限りません。
肝・三焦・腎など、その方の状態に合わせて、手や足にあるツボも組み合わせます。
局所と全身の両方から整えることで、耳まわりの緊張や全身の状態をみていきます。
鍼が苦手な方は指圧・マッサージでも対応できます
「耳の近くに鍼をするのは怖い」という方もいらっしゃいます。
その場合は、首肩・胸鎖乳突筋・耳まわりへ指圧やマッサージを行うこともできます。
鍼灸と指圧・マッサージを組み合わせることも可能です。
急に聞こえにくくなった場合は、まず耳鼻咽喉科へ
耳閉感の中には、突発性難聴など、早めの医療機関での確認が重要なケースもあります。
急に聞こえにくくなった、片耳だけ急に症状が出たといった場合には、まず耳鼻咽喉科を受診してください。
医療機関での確認後、首肩こりや自律神経、全身の緊張などが気になる場合には、鍼灸・指圧という選択肢もあります。
こんな方は一度ご相談ください
- 耳が詰まった感じがする
- 音がこもって感じる
- 耳抜きをしてもすっきりしない
- 首肩こりも強い
- ストレスで耳の違和感が強くなる
- 耳まわりや側頭部が硬い
耳まわりだけでなく、胸鎖乳突筋・首肩・自律神経・東洋医学的な全身状態を確認しながら施術します。
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