ここまで、二黒土星についてさまざまな角度から見てきました。
シリーズの最後は、
「二黒土星の人は、どんな人なのか?」
「その特徴を、どう人生に活かしていけばいいのか?」
というところに絞ってまとめてみたいと思います。
もちろん、同じ二黒土星でも、月命や育った環境、経験によって表れ方は違います。
「二黒だから必ずこういう人」と決めつけるのではなく、自分を知るための一つの材料として読んでみてください。
- 九つの星の中でも、とても優しい
- 感情が強く出る時は、少し立ち止まる
- 基盤づくりの天才
- コツコツ積み上げるほど強くなる
- 優しそうなのに、営業が得意
- 見えないところで努力できる
- 自分を育て、人も育てられる
- 慎重さが強く出ると、テンポが合わないこともある
- 二黒らしく生きるなら、まず足元を整える
- 自分のペースを大切にしながら、止まりすぎない
- うまくいっている時ほど、人の話を聞く
- 自分だけでなく、人も育てる
- 目立つことより、信頼される人を目指す
- 人のために頑張りすぎないことも大切
- 心の中には「明るい希望」を蓄える
- 二黒土星⑧まとめ|優しさを「力」に変えて生きる
- 二黒土星シリーズを読んでくださった方へ
- もっと深く九星気学を学んでみたい方へ
九つの星の中でも、とても優しい
私が学んできた気学では、二黒は「九つの星の中で一番優しい」と表現します。
その優しさは、ただ穏やかというだけではありません。
相手を受け入れる。
待つ。
支える。
育つまで見守る。
まさに「母なる大地」のような優しさです。
人を包み込む力があり、周囲から「安心する」「話しやすい」と思われることも多いでしょう。
感情が強く出る時は、少し立ち止まる
本来は穏やかな二黒でも、物事がうまくいっていない時や、心に余裕がない時には、感情が強く出ることがあります。
イライラしやすい。
人に厳しくなる。
自分でも「いつもの自分らしくない」と感じる。
そんな時は、無理に頑張り続けるより、まず足元を整えてみることです。
生活、仕事、人間関係のどこかに無理が出ていないか。
そこを見直すことで、本来の優しさを取り戻しやすくなります。
基盤づくりの天才
二黒を象徴する大地は、家や建物を支える土台です。
そのため、派手に前へ進むことよりも、まず基礎をしっかり整えようとします。
仕事なら、基本を覚える。
技術なら、土台となる型を身につける。
生活なら、安定した基盤をつくる。
「まず土台を固める」ことが、とても上手です。
だからこそ、進み方はゆっくりに見えることがあります。
なかなか前に進めないと感じる時もあるかもしれません。
でも、それは何もしていないのではなく、地面を固めている時間ともいえます。
コツコツ積み上げるほど強くなる
技術。
知識。
経験。
お金。
こうしたものを、少しずつ積み上げていくのが得意です。
短期間で一気に伸びるというより、時間をかけて力を蓄えていく。
その積み重ねが、やがて自信になります。
やればやるほど実力が残っていく。
ここが、二黒の大きな強みです。
優しそうなのに、営業が得意
一見すると、営業が得意なタイプには見えないかもしれません。
でも私は、二黒には営業の才能があると考えています。
営業は、勢いよく話すことだけではありません。
相手の話を聞く。
何を求めているのかを理解する。
安心して相談してもらう。
ガツガツ押すより、優しさと聞く力で信頼をつくる。
そんな営業スタイルが、二黒にはよく合います。
見えないところで努力できる
二黒には「影」という象意があります。
一白の「裏」と少し似ていますが、二黒の場合は「影役」という表れ方が印象的です。
人に見られていなくても、やるべきことをやる。
目立たない仕事でも、きっちり仕上げる。
誰かが前で活躍できるように、後ろから支える。
「誰も見ていなくても手を抜かない」
そんな姿勢が、二黒の信頼につながります。
自分を育て、人も育てられる
二黒には「養育」という象意があります。
自分自身の能力を育てる。
家族を育てる。
後輩や部下を育てる。
人が成長するまで待てるところも、大きな魅力です。
自分だけが成長するのではなく、周囲も一緒に育てていける。
まさに、縁の下の力持ち的な存在です。
慎重さが強く出ると、テンポが合わないこともある
基盤を大切にするからこそ、何でもすぐに先へ進もうとはしません。
まず準備する。
確認する。
納得してから動く。
そのため、どんどん前へ進みたい人を見ると、
「そんなに急いで大丈夫かな」
と感じることがあります。
逆に、スピードを重視する人からは「慎重すぎる」と見られることもあるでしょう。
どちらが正しいということではなく、得意な進み方が違うだけです。
自分のペースを大切にしながら、必要な時には少し早く動いてみる。
そんな柔軟さが加わると、二黒の強みはさらに活きてきます。
二黒らしく生きるなら、まず足元を整える
何か新しいことを始めたい時、すぐに大きく動こうとしなくても大丈夫です。
まず、自分の足元を確認する。
仕事の基礎はできているか。
生活は安定しているか。
今の自分に必要な知識や技術は何か。
二黒は、土台が整うほど力を発揮しやすい星です。
周りより少し遅く見えても、焦る必要はありません。
しっかり根を張ったものは、簡単には崩れません。
自分のペースを大切にしながら、止まりすぎない
慎重さは二黒の長所ですが、準備ばかりしていると前へ進めなくなることもあります。
「もう少し準備してから」
「まだ自信がないから」
と考えているうちに、タイミングを逃してしまうこともあります。
基盤を整えたら、どこかで一歩を踏み出す。
ゆっくりでもいい。でも、少しずつ前へ進む。
そのくらいの感覚が、二黒にはちょうどいいと思います。
うまくいっている時ほど、人の話を聞く
物事がうまくいかない時には、多くの人が周囲の意見を聞きます。
でも、本当に大切なのは、順調な時です。
仕事がうまくいっている。
自分のやり方に自信が出てきた。
そんな時にも、
「ほかの見方はないかな」
と周囲の声に耳を傾ける。
自信を持ちながらも、素直さを失わない。
この柔軟さがあると、二黒の安定感はさらに強みになります。
自分だけでなく、人も育てる
二黒には、自分の実力を積み上げるだけでなく、人を育てる力があります。
知っていることを教える。
できるようになるまで見守る。
少しずつ任せていく。
そうやって周囲が成長すると、自分一人でできること以上のものが生まれます。
自分が成長し、その力でまた誰かを育てる。
この循環をつくれるところに、二黒の大きな魅力があります。
目立つことより、信頼される人を目指す
二黒の場合、無理に存在感を出そうとしなくてもかまいません。
人が見ていないところでも仕事をする。
約束を守る。
困っている人がいれば支える。
そうした日々の積み重ねによって、
「この人なら任せられる」
という信頼が生まれていきます。
注目を集めるより、長く信頼される。
それが二黒らしい強さです。
人のために頑張りすぎないことも大切
優しく、面倒見がいいからこそ、周囲のことを背負いすぎる場合があります。
家族のため。
職場のため。
困っている人のため。
そればかりになってしまうと、自分の余裕がなくなります。
もし最近、いつもより怒りっぽい、イライラする、気持ちに余裕がないと感じるなら、少し頑張りすぎていないか振り返ってみてください。
人を支えるためにも、まず自分の大地を整える。
自分を大切にすることも、二黒らしい生き方の一部です。
心の中には「明るい希望」を蓄える
二黒には「蔵する」という象意があります。
経験や技術、お金、人との信頼など、時間をかけてさまざまなものを蓄えていきます。
その一方で、心の中に何を蓄えるかも大切です。
過去の嫌な出来事ばかりを残すのか。
それとも、これからやってみたいことや、楽しみ、希望を持つのか。
目の前のことを丁寧にやりながら、少し先に明るい未来を思い描く。
私は、この感覚を二黒の人には特に大切にしてほしいと思います。
二黒土星⑧まとめ|優しさを「力」に変えて生きる
二黒土星の魅力は、派手なところにあるわけではありません。
人を受け入れる。
基盤をつくる。
目立たないところでも手を抜かない。
自分を育て、人も育てる。
時間をかけて、技術や経験を自分のものにしていく。
こうした力が重なって、二黒らしさがつくられています。
もし本命星が二黒土星なら、周りより進むのが遅いと感じても、自分のペースを否定する必要はありません。
大切なのは、ただ立ち止まるのではなく、自分の足元を整えながら、一歩ずつ前へ進むこと。
そして、自分の優しさを、人を支え、育て、信頼をつくる力として活かしてみてください。
気学は、「あなたはこういう人」と型にはめるための学びではありません。
自分の持っている良さを知り、どこを伸ばし、どこに気をつければよいのかを考える。
自分らしく、より良く生きるために使うものだと私は考えています。
二黒土星シリーズを読んでくださった方へ
今回で、二黒土星①〜⑧はいったん一区切りです。
一つの星を詳しく見ていくと、性格だけではなく、仕事、人間関係、学び方、生き方まで、さまざまなところに象意が広がっていることが分かります。
自分の本命星だけでなく、家族や友人、職場の方の星も知ってみると、今までとは違った見方ができるかもしれません。
これからも、ほかの星について順番に詳しくご紹介していきます。
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