一白水星を深く理解するには、まず「水とはどんなものか」を考えることが大切です。
水には決まった形がありません。
器が変われば、その形に合わせます。
高いところから低いところへ流れ、細いすき間にも入り込み、やがて川や海へと広がっていきます。
この性質は、一白水星の象意を理解するうえで、とても大きなヒントになります。
一白水星の基本は「流れる」こと
一白水星には、「流れる」「流動する」という象意があります。
水は、一か所にとどまるだけではありません。
流れながら場所を変え、形を変え、ときには大きな流れへと成長していきます。
そのため一白水星には、物事を固定的に見るよりも、状況に合わせながら動いていく性質があります。
変化に合わせる。
その場の空気を読む。
必要に応じて形を変える。
こうした柔軟さも、一白水星の「水」から広がる特徴の一つです。
柔軟であることは「弱い」ということではない
水は柔らかい存在です。
でも、柔らかいから弱いとは限りません。
岩があれば、その横を流れていきます。
進めない道があれば、別の道を探します。
無理に正面からぶつからなくても、流れ続けることで先へ進むことができます。
一白水星の強さは、押し通す強さというより、しなやかに続いていく強さとして表れることがあります。
これは、前回ご紹介した「陰中の陽」という一白の姿とも重なります。
表面は静かでも、内側にはしっかりした力を持っている。
一白水星の魅力は、そんなところにもあります。
水は、いろいろな場所へ入り込める
水には、狭いところにも入り込める性質があります。
九星気学では、この水の性質から、一白水星には人との間に入っていく力もあると考えます。
いろいろな人と接する。
違う立場の人とも話す。
その場に合わせながら人間関係をつくっていく。
水が形を変えてどこへでも入っていくように、一白水星にも人と人の間を流れるように動く性質があります。
一白水星と「交わり」
一白水星には、「交」という象意があります。
これは、人と交わること、人間関係が広がることと関係します。
一滴の水だけでは、小さな存在です。
でも、水と水が集まれば流れになります。
さらに集まれば川となり、やがて海へとつながります。
人との関係も、それに少し似ています。
一つの縁が次の縁につながり、そこからさらに新しい人間関係が生まれる。
小さなつながりが、大きな流れへ育っていく。
このイメージは、一白水星の「水」と「交」を理解するうえで、とても分かりやすいと思います。
人に合わせられることは、一白水星の長所
人に合わせるという言葉には、ときに「自分がない」という印象を持つこともあります。
しかし、一白水星の場合は少し違う見方ができます。
水が器によって形を変えるように、相手や状況を見ながら自分の出し方を変えられるということです。
年齢の違う人。
立場の違う人。
考え方の違う人。
そうした人たちとも、必要に応じて距離感を変えながら関わっていく。
これは、人間関係の中では大きな力になります。
ただし「流される」ことには注意する
水の象意には、良い面だけではなく注意したい面もあります。
流れに乗ることが得意である一方で、周囲に流されすぎることもあります。
人の意見に合わせすぎる。
その場の雰囲気に引っぱられる。
本当は違うと思っていても、流れに合わせてしまう。
これも、水という性質の一つの表れです。
だからこそ、一白水星の柔軟さを活かすには、「自分はどうしたいのか」という軸を持つことも大切になります。
流れに乗りながらも、自分を見失わない。
そこに、一白水星の水の力を上手に活かすヒントがあります。
一白水星の「流水」とは?
一白水星には、「流水」という象意があります。
文字どおり、水が流れていく姿です。
一滴のしずくから始まり、それが少しずつ集まり、やがて川となり、海へとつながっていく。
この流れは、一白水星の特徴をとてもよく表しています。
最初は小さくても、流れ続けることで大きくなる。
一白水星には、そんな広がり方があります。
一白水星は「小さな始まり」を育てる
何かを始める時、大きく始める方法もあります。
最初から多くの人を集める。
大きな資金を使う。
大きな目標を掲げる。
でも、一白水星の始まり方は少し違います。
一白には、一滴の水のように小さく始まり、そこから流れを育てていくという象意があります。
最初は目立たなくても構いません。
小さなきっかけを大切にして、そこから少しずつ広げていく。
この積み重ねが、一白水星らしい成長の仕方です。
人との縁も、水のように広がっていく
流水の象意は、人間関係にも表れます。
一人と知り合う。
その人から別の人へつながる。
そこから新しい縁が生まれる。
一白水星の人間関係は、こうして水が流れるように広がっていくと見ることができます。
最初から大勢とつながろうとするよりも、目の前の一つの縁を大切にする。
それが次の縁を生み、やがて大きな流れになっていきます。
一白水星は「人と人をつなぐ」力を持つ
一白水星には「交」という象意があります。
人と交わる。
人を紹介する。
違う立場の人同士をつなぐ。
こうした場面で、一白の力が活きることがあります。
水が境目を越えて流れていくように、人と人の間に入り、関係をつなぐことができる。
これは、一白水星の大きな魅力の一つです。
柔軟さと人間関係の広さは、一白の強み
一白水星は、特定の人だけと関わるよりも、いろいろな立場の人と接することで力を発揮しやすい星です。
年齢が違う。
仕事が違う。
価値観が違う。
それでも、その人に合わせながら関係をつくっていく。
この柔軟さが、人間関係の幅につながります。
一白水星は、人とのつながりを通して、自分の世界を広げていく星ともいえます。
「流れる」と「流される」は違う
一白水星の水の力を活かすには、この違いも大切です。
流れることは、柔軟に対応すること。
流されることは、自分の意思を失うこと。
この二つは似ているようで、違います。
相手に合わせながらも、自分の考えは持っている。
状況に応じて形を変えながらも、進む方向は見失わない。
柔軟さの中に、自分の軸を持つ。
これができると、一白水星の水の象意はより良い形で表れます。
一白水星②まとめ
一白水星の「水」には、流れる、形を変える、広がる、交わるという性質があります。
そのため一白水星には、柔軟性、人とのつながり、縁を広げる力などが表れます。
そして、水が一滴から川や海へ広がるように、小さな始まりを大きな流れへ育てていくところにも一白らしさがあります。
一白水星を理解する時は、「水」という言葉をそのまま覚えるのではなく、水がどう動くのかをイメージすると分かりやすくなります。
次回の「一白水星③」では、一白水星のもう一つの大切なテーマである「陥入・悩み・困難」について見ていきます。
一白水星は、悩みや困難と縁のある星だからこそ、そこから立ち上がる力や、人の悩みに寄り添う力も持っています。
「悩み相談をするなら一白水星」といわれる理由も、次回詳しく掘り下げます。
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