朝起きたら首が動かない――寝違えでお困りではありませんか?
「朝起きたら首を横に向けない」
「少し動かすだけで首から肩に痛みが走る」
「何度も寝違えを繰り返している」
寝違えというと「変な姿勢で寝たから」と考えがちですが、実際にはそれだけとは限りません。
日中から蓄積していた首肩の筋肉の緊張、デスクワーク、スマートフォン、食いしばり、疲労などが背景にあり、睡眠中の姿勢をきっかけとして痛みが表面化することもあります。
寝違えでは、どの筋肉が硬くなっているかを確認します
首の痛みがあるからといって、すべて同じ筋肉を治療するわけではありません。
杉本治療院では、首を動かしながら痛みの出方を確認し、触診によって硬さや圧痛をみていきます。
主に確認するのは、
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 胸鎖乳突筋
- 斜角筋
- 後頭下筋群
- 頸部の多裂筋
- 頸部の回旋筋
などです。
表面の大きな筋肉だけでなく、頸椎の近くにある深い筋肉まで確認することが大切です。
頸部多裂筋・回旋筋など「深い筋肉」が関係することもあります
首の後ろには、僧帽筋などの表層筋だけでなく、頸椎の安定や細かな動きに関わる多裂筋・回旋筋などがあります。
これらの筋肉に強い緊張や圧痛があると、
- 首を回しにくい
- 振り向くと痛い
- 首の奥が詰まった感じがする
といった症状につながることがあります。
鍼は、指では届きにくい深部の筋緊張へアプローチできる点が特徴の一つです。
肩甲挙筋が硬いと、振り向く動作がつらくなることがあります
肩甲挙筋は、首から肩甲骨へつながる筋肉です。
デスクワークやスマートフォンの使用などで首が前へ出る姿勢が長く続くと、緊張しやすい筋肉の一つです。
寝違えでは、肩甲挙筋に強い圧痛がみられることもあります。
そのため、痛い首だけではなく、肩甲骨周囲まで含めて治療していきます。
胸鎖乳突筋や斜角筋も重要です
首の前側や側面にある胸鎖乳突筋・斜角筋が強く緊張している方も少なくありません。
これらの筋肉が硬くなると、首を回す動きが制限されたり、頭を支える負担が増えたりします。
特に、日頃から首が前へ出ている方、食いしばりが強い方、呼吸が浅い方では、前側の筋緊張も確認します。
寝違えは「すぐ治るタイプ」と「数日痛みが強いタイプ」があります
寝違えの経過は、原因や炎症の程度によって異なります。
筋肉の過緊張や関節の動きの悪さが主体であれば、鍼灸や指圧によって筋緊張がやわらぎ、比較的早い段階で動きやすさが変化することがあります。
一方、急性期で炎症反応が強く起きている場合には、施術を行っても発症後2〜3日程度は痛みが強く感じられる経過をたどることがあります。
これは「治療をしたから悪化した」という意味ではなく、炎症そのものの自然な経過として痛みが続く場合があるということです。
そのため、発症時期や痛みの強さを確認しながら、刺激量を調整します。
炎症が強いときは、強くほぐしません
痛みが強いからといって、無理に揉んだり、首を大きく動かしたりするのが適切とは限りません。
炎症が強い急性期では、強い刺激によってかえって負担になることがあります。
その場合は、痛む部位を直接強く刺激するのではなく、周囲の筋肉や関連する部位へ刺激を入れながら、身体が落ち着くのを待つこともあります。
筋肉の過緊張や「気血の滞り」が主体の場合
東洋医学では、痛みの一つの原因として「不通則痛(通じざれば則ち痛む)」という考え方があります。
筋肉が強く緊張し、気血の巡りが滞ることで痛みが起こる状態です。
現代医学的には、筋緊張や局所循環の変化などを確認しながら、東洋医学では気滞・瘀血といった視点も加えて治療します。
このような筋緊張や気血の滞りが主体のタイプでは、鍼灸によって筋肉がゆるみ、首が動かしやすくなるケースもあります。
ストレスが強い方は「肝」の状態もみます
仕事が忙しい、睡眠が浅い、常に身体に力が入っているという方では、寝ている間も十分にリラックスできていないことがあります。
東洋医学では、ストレスによって気の巡りが悪くなる状態を肝気鬱結と考えることがあります。
首肩の治療だけではなく、背中や手足なども使いながら、全身の緊張がやわらぎやすい状態を目指します。
繰り返す寝違えでは「寝方」だけを原因にしません
何度も寝違えを繰り返している場合、「枕が合っていないのかな?」と考える方も多いと思います。
もちろん枕や睡眠姿勢が関係することもあります。
しかし、毎日のデスクワークやスマートフォン、食いしばり、首肩の慢性的な緊張が残ったまま眠れば、寝ている間の小さな姿勢変化がきっかけになって症状が出ることもあります。
そのため杉本治療院では、寝違えが起きた場所だけではなく、普段から首に負担をかけている原因も確認します。
鍼灸と指圧・マッサージを状態に合わせて組み合わせます
首肩の緊張が強い場合には、鍼灸に加えて指圧・マッサージを行うことがあります。
ただし急性期では刺激量に注意し、無理に深く押すことはしません。
僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・頸部深層筋などの状態を確認しながら、その日の症状に合わせて施術方法を選択します。
こんな方は一度ご相談ください
- 朝起きたら首が動かしにくい
- 振り向くと首が痛い
- 寝違えを何度も繰り返す
- 首から肩甲骨にかけて強く張っている
- デスクワークが長い
- 食いしばりや首肩こりも強い
首の表面だけでなく、僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・斜角筋・頸部多裂筋・回旋筋などを確認しながら、鍼灸・指圧で改善を目指します。
強い外傷後の痛み、手のしびれや筋力低下、発熱などを伴う場合には、医療機関での確認をおすすめすることがあります。
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