背中が張ると、呼吸まで浅く感じることがあります
「背中が板のように張っている」
「深く息を吸おうとしても入りにくい」
「肩甲骨まわりがいつも重い」
このような方では、背中や胸郭まわりの筋肉が緊張し、呼吸するときの身体の動きが小さくなっていることがあります。
呼吸は肺だけで行うものではありません。
肋骨・胸郭・背中・首など、身体全体が動くことで深い呼吸につながります。
肩甲骨・肋骨まわりの硬さを確認します
呼吸が浅い方では、肩甲骨まわりや脊柱起立筋、肋間筋などが硬くなっていることがあります。
背中が強く緊張すると、息を吸ったときに肋骨が広がりにくくなり、深呼吸しづらく感じることがあります。
指圧やマッサージでは、背中をただ強く揉むのではなく、肩甲骨や肋骨の動きも意識しながら緊張をゆるめていきます。
首の筋肉も呼吸を助けています
呼吸が浅くなっている方では、斜角筋や胸鎖乳突筋など、首にある呼吸を助ける筋肉が過剰に働いていることがあります。
特にストレスや疲労が続いていると、肩をすくめるような呼吸になり、首肩のこりも強くなりやすくなります。
そのため、背中だけでなく首・肩・胸郭まで一緒に整えることが大切です。
東洋医学では、呼吸に「肺」と「腎」が関わると考えます
東洋医学では、呼吸にもっとも直接関係するのは「肺」です。
肺は外から気を取り入れ、全身へ巡らせる働きに関係すると考えます。
一方で、深い呼吸を考えるときには「腎」も重要です。
東洋医学には、腎が肺から取り入れた気を下へ引き納める「納気(のうき)」という考え方があります。
肺で吸った気を、丹田まで納めるイメージ
浅い呼吸では、胸や肩だけが動きやすくなります。
それに対して深い呼吸では、吸った息が下腹部まで届くような感覚が生まれます。
東洋医学や伝統的な身体観では、肺で取り入れた気を丹田へ納めるという捉え方をします。
丹田は、おへその下あたりに意識される身体の中心です。
呼吸が胸だけで終わらず、下腹部まで落ち着いて入るようになると、身体の力が抜けやすくなり、呼吸も深く感じやすくなります。
「腎のツボ」への指圧も行います
深い呼吸を整える目的で、東洋医学的に腎と関係するツボへ指圧を行うことがあります。
腰や下肢には腎の経絡に関係するツボがあり、その方の状態に応じて刺激します。
これは現代医学の腎臓そのものを治療するという意味ではありません。
東洋医学における「腎」の働きを整え、呼吸を深く納めやすい身体を目指すという考え方です。
深く息ができる身体を目指して整えます
背中の張りや呼吸の浅さでは、胸郭の硬さだけでなく、首肩の緊張、疲労、ストレスなどが重なっていることがあります。
指圧・マッサージでは筋肉の緊張をゆるめ、必要に応じて鍼灸も組み合わせます。
胸で吸って終わる呼吸ではなく、下腹部までゆったりと息が入るような身体を目指す。
それが、東洋医学と指圧の両方から呼吸をみるときに大切にしている考え方です。
こんな方におすすめです
- 背中がいつも張っている
- 深呼吸しにくい
- 呼吸が浅いと感じる
- 肩甲骨まわりが硬い
- 首肩こりが強い
- 疲れると胸や肩だけで呼吸している感じがする
症状や身体の状態を確認しながら、指圧・マッサージ・鍼灸を組み合わせて施術します。
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