九星気学の吉方には3種類ある?生気吉方・毗和吉方・退気吉方をわかりやすく解説

九星気学

九星気学というと、「吉方」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

ただ、吉方はすべて同じ働きをするわけではありません。

九星気学では、相星の関係から、吉方を大きく3種類に分けて見ていきます。

その3つが、

生気吉方(せいききっぽう)
毗和吉方(ひわきっぽう)
退気吉方(たいききっぽう)

です。

名前だけを見ると難しそうですが、前回ご紹介した親星・兄弟星・子星との関係を知っていると、理解しやすくなります。

吉方の基本には「相星」がある

吉方を考える土台になるのが、相星(あいぼし)です。

相星とは、五行の相生関係や、同じ五行の仲間としてつながる星のことです。

そして相星には、

自分を生み育てる「親星」
同じ五行の「兄弟星・姉妹星」
自分から生まれる「子星」

という関係があります。

この3つの関係が、それぞれ3種類の吉方へつながっていきます。

親星の吉方が「生気吉方」

自分を生み育ててくれる親星の吉方を、「生気吉方」といいます。

たとえば木は、水によって育ちます。

そのため、木にとって水は親にあたる関係です。

生気吉方は、この自分を生み、力を与えてくれる側との関係から考えます。

「生気」という言葉からも、何かを受け取り、育ててもらうようなイメージが分かりやすいと思います。

同じ五行の吉方が「毗和吉方」

同じ五行に属する兄弟星・姉妹星の吉方を、「毗和吉方」といいます。

同じ木の仲間。

同じ土の仲間。

同じ金の仲間。

このように、同じ五行に属する星同士の関係です。

親子のように一方が一方を生む関係ではなく、同じ立場の仲間として調和するという見方になります。

子星の吉方が「退気吉方」

自分から生まれる子星の吉方を、「退気吉方」といいます。

たとえば火は、燃えたあとに灰となり、土を生み出すと考えます。

この場合、火にとって土は子にあたる関係です。

生気吉方が「自分が受け取る側」だとすれば、退気吉方は自分から相手へ力を渡していく側として理解すると分かりやすくなります。

3つの吉方に「上下」はない

ここで、とても大切なことがあります。

生気吉方・毗和吉方・退気吉方と聞くと、

生気吉方=大吉
毗和吉方=中吉
退気吉方=小吉

というように、吉の強さに順位があるように思うかもしれません。

しかし、私が学んだ気学では、この見方はしません。

3つとも吉方であり、吉の大きさが違うのではなく、吉の働き方が違うと考えます。

ここを理解しておくことは、とても大切です。

吉方を「強い・弱い」だけで見ない

気学を学んでいると、つい「どれが一番強い吉方なのか」と考えたくなることがあります。

でも、吉方にはそれぞれ違った働きがあります。

親から力を受けるような関係。

仲間と協力するような関係。

自分から力を与えるような関係。

どれか一つが絶対的に上というより、どのような吉の働き方なのかを見ることが大切です。

この違いが分かると、吉方というものを単純なランキングではなく、五行の関係として理解できるようになります。

生気吉方は「助けてもらう」ような働き

生気吉方は、親星との関係から生まれる吉方です。

親が子を育てるように、自分が力を受け取る側としてイメージすると分かりやすいと思います。

自分一人で頑張るというより、周囲から助けてもらったり、支えてもらったりするような働きです。

何かを始めたい時に、背中を押してもらう。

必要な人との縁がつながる。

自分だけでは届きにくかったところへ、力を借りながら進んでいく。

生気吉方には、そうしたイメージがあります。

毗和吉方は「仲間と調和する」ような働き

毗和吉方は、同じ五行の兄弟星・姉妹星との関係です。

親子のように、どちらか一方が与える関係ではありません。

同じ立場の仲間として、うまく関わっていく。

このイメージが近いと思います。

友人や同僚と協力する。

同じ目標を持つ人と一緒に進む。

上下関係ではなく、横のつながりを大切にする。

毗和吉方は、そうした関係の中で吉の働きが出てくると考えます。

退気吉方は「自分から与える」ような働き

退気吉方は、自分から生まれる子星との関係です。

親が子を育てるように、今度は自分が相手に力を与える側になります。

誰かの面倒を見る。

人を育てる。

自分の経験や知識を相手に渡す。

そうした働きの中で、吉が現れてくると考えます。

一見すると「自分が与えるのだから損なのでは?」と思うかもしれません。

でも、与えることによって自分にも返ってくるものがあります。

そこが退気吉方の興味深いところです。

3種類の吉方は、役割が違う

ここまでを整理すると、

生気吉方=受け取る
毗和吉方=仲間と調和する
退気吉方=与える

という違いが見えてきます。

どれか一つだけが「一番良い」ということではありません。

その時、その人にとって、どのような形で吉の働きが現れるかが違うだけです。

だからこそ、吉方を単純に強さの順番で覚えないことが大切です。

吉方は「結果」だけでなく「関係」で見る

吉方という言葉を聞くと、「その方位へ行けば良いことが起こる」という結果だけに目が向きやすくなります。

でも、第3回資料の内容を見ていくと、吉方の背景には五行の関係があります。

誰から力を受けるのか。

誰と並んで進むのか。

誰に力を渡していくのか。

吉方を理解するには、こうした関係の違いを見ることが大切です。

具体的な吉方の出し方は、もう一段先の学び

ここまで来ると、「自分の吉方はどれなのか」を知りたくなる方もいると思います。

実際には、本命や月命などを見ながら、どの星が吉方になるのかを確認していきます。

さらに、その中から最大吉方を見る考え方もあります。

ただし、ここから先は実際の判断方法に入っていきます。

ブログでは、まず「吉方には3種類あり、それぞれ働き方が違う」という基本を押さえておけば十分です。

吉方は、単純なランキングではない

生気吉方・毗和吉方・退気吉方。

名前だけを見ると、つい順位をつけたくなります。

しかし大切なのは、

どれが強いかではなく、どのような形で吉が働くのか。

そこを見ることです。

五行の関係まで理解すると、吉方という考え方も、ただの「良い方向」ではなく、ずっと奥行きのあるものに見えてきます。

もっと深く九星気学を学んでみたい方へ

今回は、生気吉方・毗和吉方・退気吉方という3種類の吉方についてご紹介しました。

吉方を理解するには、五行、相生、相星、親星・兄弟星・子星という基礎がつながっています。

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