九星気学を学んでいくと、「先天」と「後天」という言葉が出てきます。
少し難しそうに感じる言葉ですが、気学ではとても大切な考え方です。
簡単にいえば、
先天=生まれる前の世界
後天=生まれた後の世界
という見方をします。
さらに気学では、先天を「前世」、後天を「今世」のように捉える考え方があります。
もちろん、ここでいう前世は、科学的に証明された事実として扱うものではありません。
気学の世界観の中で、人のつながりや生まれ持った関係性を考えるための一つの見方として捉えると分かりやすいと思います。
- 後天定位とは「今の世界」を表す配置
- 後天があるなら「先天」もある
- 先天は「八卦」、後天は「九星気学」
- 易と九星気学は「裏と表」のような関係
- なぜか強く縁を感じる人はいませんか?
- 二生の関係は「前世からの結びつき」と見る
- 前世を「信じる・信じない」だけで終わらせない
- 人との相性は、一つの見方だけでは決まらない
- 深い縁があるから、いつも楽とは限らない
- 二生の関係は、今の関係を大切にするために使いたい
- 仕事や組織の人間関係を見る視点にもなる
- 先天と後天を知ると、易と気学が一つにつながってくる
- 「なぜこの人と出会ったのか」を考えてみる
- 先天と後天は、人生を二つの時間だけで見ない考え方
- まとめ|先天と後天を知ると、人との縁の見え方が変わる
- もっと深く気学・易を学んでみたい方へ
後天定位とは「今の世界」を表す配置
九星気学では、九つの星がそれぞれ定まった位置に配置された図を「後天定位」といいます。
中央には五黄土星があり、その周囲に八つの星が配置されます。
これが、私たちが普段よく使う九星気学の基本の配置です。
「後天」という言葉には、生まれた後に現れる世界という意味があります。
つまり後天定位は、今の人生、今の世界、今の人間関係を考えるための配置として見ることができます。
後天があるなら「先天」もある
「後天的に定まった位置がある」ということは、その前に先天的な位置があると考えます。
気学では、この先天の世界を、生まれる前の姿として見ます。
分かりやすくいえば、
先天=前世
後天=今世
という捉え方です。
私は、この考え方を知った時、九星気学が単に「今の性格」や「運勢」を見るだけではないことに、とても興味を持ちました。
今の自分だけではなく、もっと深いところにある縁や関係性まで考える視点があるからです。
先天は「八卦」、後天は「九星気学」
先天の世界では、九つではなく八つの形で見ていきます。
これが、易の八卦です。
乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤。
八つの卦によって、世界の動きや変化を見ていきます。
一方、後天の世界では中央に五黄土星が加わり、九つの星で見ていきます。
先天は八卦。後天は九星。
この違いが、易と九星気学の関係を考える大切なポイントになります。
易と九星気学は「裏と表」のような関係
気学では、易と九星気学をまったく別のものとして切り離して考えません。
先天と後天。
易と気学。
この二つは、裏と表のような関係として捉えます。
易では八卦を通して、生きることや変化を見ていく。
九星気学では九つの星を通して、人間関係や人生の巡り、循環を見ていく。
一つの世界を、違う角度から見ている。
私は、この感覚で捉えると、易と気学の関係がとても分かりやすくなると思っています。
なぜか強く縁を感じる人はいませんか?
人と出会っていると、不思議に感じることがあります。
初対面なのに、なぜか昔から知っているような感じがする。
話していると、不思議なくらい自然に通じ合う。
逆に、なぜか強く気になる。
人生の大切な場面で、何度も関わる。
気学では、こうした深い縁を考える時に「二生の関係」という見方があります。
二生の関係は「前世からの結びつき」と見る
二生の関係とは、先天と後天の配置を重ねて見た時に現れる、星同士の特別なつながりです。
気学では、この関係を「前世からの結びつき」として捉えます。
夫婦。
親子。
長く付き合う友人。
仕事のパートナー。
人生の中で特に深く関わる人との間に、こうしたつながりを見ることがあります。
「なぜこの人とは、こんなに深く関わるのだろう?」
そんな人間関係を考える時に、二生の関係という見方はとても興味深いものです。
前世を「信じる・信じない」だけで終わらせない
前世という言葉を聞くと、スピリチュアルな話だと感じる方もいると思います。
でも私は、前世が本当にあるかどうかだけで、この考え方を終わらせる必要はないと思っています。
大切なのは、
「なぜ自分は、この人と深く関わっているのか」
と考えてみることです。
家族だから当たり前。
仕事仲間だから当たり前。
そう思っていた関係にも、違う見方が生まれます。
今、自分の目の前にいる人との縁を、少し深く考えてみる。
それだけでも、二生の関係を学ぶ意味はあると思います。
人との相性は、一つの見方だけでは決まらない
九星気学には、相星という相性の見方があります。
でも、人との関係を相星だけで全部説明できるわけではありません。
気学では、二生の関係も合わせて見ることで、なぜこの人とは深く関わるのかという違った角度から、人との縁を考えていきます。
単純に「相性が良い・悪い」で終わらないところが、私は気学の奥行きだと感じています。
深い縁があるから、いつも楽とは限らない
「前世からの結びつき」と聞くと、何となくロマンチックな関係を想像するかもしれません。
でも、深い縁があることと、いつも気が合うことは別です。
親子でも、夫婦でも、仕事のパートナーでも、強く結びついているからこそ意見がぶつかることがあります。
それでも、なぜか離れずに関わり続ける。
そういう関係にも、何か意味があるのではないか。
気学は、人との縁をそんなふうに考える視点も与えてくれます。
二生の関係は、今の関係を大切にするために使いたい
私は、「前世でつながっていたから、この人とは絶対に離れてはいけない」と考える必要はないと思っています。
大切なのは、前世を証明することではありません。
今、自分の目の前にある関係をどう生きるか。
そこに目を向けることの方が大切です。
自分にとって大切な人なら、もっと丁寧に関わる。
ぶつかっている相手なら、なぜこれほど強く関わるのかを考えてみる。
人との縁を「偶然だから」で終わらせず、一度立ち止まって考えてみる。
私は、そんな使い方ができれば十分に意味があると思っています。
仕事や組織の人間関係を見る視点にもなる
二生の関係は、家族や夫婦だけを見るものではありません。
仕事のパートナーや、長く一緒に活動する仲間などを見る時にも使います。
仕事では、能力だけで人間関係が決まるわけではありません。
なぜか自然に役割分担ができる人。
一緒にいると話が早い人。
長い時間をかけて信頼関係ができていく人。
人と人との組み合わせには、それぞれ違った力があります。
二生の関係は、そうした人間関係を考える時にも興味深い視点になります。
先天と後天を知ると、易と気学が一つにつながってくる
九星気学だけを学んでいると、九つの星の意味や方位のことに意識が向きやすくなります。
でも、先天の八卦まで見ていくと、易と九星気学がまったく別々のものではないことが見えてきます。
先天と後天。
八卦と九星。
前世と今世。
違う世界に見えていたものが、少しずつ一つにつながっていきます。
私は、ここまで学んでいくと、九星気学が単なる性格判断や吉凶だけの学びではないことが、さらによく分かってくると思います。
「なぜこの人と出会ったのか」を考えてみる
人生を振り返ると、自分に大きな影響を与えた人がいると思います。
家族。
先生。
友人。
仕事仲間。
場合によっては、自分を悩ませた人かもしれません。
その出会いによって、考え方が変わったり、人生の方向が変わったりすることがあります。
「なぜ、自分はこの人と出会ったのだろう?」
そんな問いを持つこと自体が、自分の人生を振り返るきっかけになります。
前世という考え方を信じるかどうかとは別に、人との縁を深く考える視点として、私はとても興味深いと思っています。
先天と後天は、人生を二つの時間だけで見ない考え方
私たちは普通、自分の人生を「生まれてから今まで」という時間の中で考えます。
でも気学では、先天と後天という考え方を通して、生まれる前と生まれた後を一つの流れとして見ます。
これは非常に大きな世界観です。
だから私は、先天と後天を学ぶ時に、前世があるかないかという話だけに限定したくありません。
今の自分は、どんな縁の中で生きているのか。
目の前の人と、どんな関係を築いていくのか。
そこを考えることに、この学びの価値があると思っています。
まとめ|先天と後天を知ると、人との縁の見え方が変わる
九星気学では、先天を生まれる前、後天を生まれた後の世界として捉えます。
分かりやすくいえば、先天を前世、後天を今世のように見る考え方です。
そして、先天と後天の関係から、人と人との深い縁を「二生の関係」として見ていきます。
大切なのは、前世という言葉だけに引っ張られることではありません。
なぜ、この人と出会ったのか。
この縁から、自分は何を学ぶのか。
そして、今世でどんな関係を築いていくのか。
そんなふうに考えていくと、人との出会いの見え方も少し変わってくるのではないでしょうか。
先天と後天を知ることは、易と九星気学のつながりを知ることでもあります。
ここまで理解すると、気学の世界はさらに奥行きを増していきます。
もっと深く気学・易を学んでみたい方へ
九星気学や易には、星の性質や方位だけではなく、人との縁や人生の流れを考えるさまざまな視点があります。
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