六白金星①|六白金星とは?「天・乾・北西」を表す実力と責任感の星

九星気学・易

今回から、六白金星について見ていきます。

六白金星を一言で表すなら、私は「実力と責任感の星」だと思っています。

九星気学では、六白金星は北西を担当し、易では「乾」にあたります。

乾は、天を表す卦です。

そのため六白金星には、天、大きなもの、責任、権威、公平、充実といった、スケールの大きな象意があります。

六白金星の基本

六白金星の基本的な対応を見てみましょう。

五行:金性
方位:北西
十二支:戌・亥
易卦:乾
色:ゴールド・シルバー

北西は、秋の終わりから冬の初めにあたる方位です。

実りを収穫し、いらないものを整理しながら、次の始まりに備える。

この季節感にも、六白金星らしさがよく表れています。

六白金星は「乾」の星

六白金星を理解するうえで、最も大切な言葉の一つが「乾」です。

易の八卦では、乾は三本すべてが陽爻でできています。

すべてが陽。

そのため六白金星には、力強さ、実行力、責任感、完成を目指す姿勢などが表れやすくなります。

仕事を任されたら、最後まできちんとやる。

中途半端では終わらせたくない。

「やるなら、しっかりやる」

そんな感覚を持ちやすい星です。

「天」を表す六白金星

乾は、自然界では「天」を表します。

天は、人によって光の当て方を変えません。

地位が高い人にも、そうでない人にも、同じように広がっています。

このことから六白金星には、公平さという象意があります。

上の人にだけ良い顔をする。

自分より弱い立場の人には強く出る。

そうではなく、相手によって態度を変えすぎない。

誰に対しても公平であること。

これは、六白金星の大切な生き方の一つです。

権力より「権威」

六白金星には、という意味もあります。

ここで面白いのが、権力と権威の違いです。

役職や立場によって人を動かすのが権力。

その人自身の実力や人格によって、周りから認められるのが権威。

気学では、六白金星は後者の権威を大切にします。

「自分は偉い」と言うのではなく、周囲の人から、

「この人なら任せられる」

と思われる存在になる。

そこに六白金星らしい強さがあります。

六白金星は、責任を引き受ける星

六白金星は、責任感の強い星です。

仕事でも、人間関係でも、自分が引き受けたことはきちんとやろうとします。

頼られることも多く、自然と責任のある立場に立つことがあります。

その一方で、何でも完璧にやろうとすると、自分にも周囲にも厳しくなりすぎることがあります。

全部を完璧にするより、何を大切にするかを決める。

これは、六白金星にとって大切なテーマになってきます。

無駄を捨て、大切なものを残す

六白金星には、十二支の戌と亥が関係します。

気学では、戌に「滅」、亥に「核」という意味を見ます。

いらないものを終わらせる。

そのうえで、本当に大切なものだけを残す。

捨てることと、残すこと。

この二つがセットになっているところも、六白金星の大きな特徴です。

人生でも同じです。

何でも抱えるのではなく、自分にとって本当に大切なものを見極める。

六白金星を学んでいると、そんな生き方の大切さが見えてきます。

六白金星は「大きく始める」星

六白金星には、「大始」という象意があります。

文字通り、大きな始まりです。

小さく様子を見ながら始めるというよりも、ある程度の規模で一気に動き出す。

人を集める。

資金を動かす。

今まで続けてきたことを、大きな形に発展させる。

そんなスタートの仕方に、六白らしさがあります。

思いついただけで終わらせず、形にして動かしていく。

六白金星には、そんな実行力があります。

「人」と「お金」を集める力も実力の一つ

六白金星には、実力という意味があります。

ここでいう実力は、自分一人だけが優秀であるということではありません。

人が集まる。

必要なお金が集まる。

そして、その力を使って物事を動かしていく。

そうした力も、六白金星では実力の一つとして見ます。

仕事でも事業でも、大きなことを一人だけで完成させるのは難しいものです。

周囲から信頼され、人が集まり、必要な協力が得られる。

「この人と一緒にやりたい」

と思われることも、大きな実力です。

六白金星の「天」とは何か

六白金星を理解するとき、「天」という言葉は外せません。

気学では、六白に「自分の力を超えた大きな働き」という意味を見ることがあります。

自分一人の力だけでは動かなかったことが、人との出会いや環境の変化によって大きく動き始める。

思いがけない人から声をかけられる。

力のある人から応援を受ける。

自分では想像していなかった方向へ、物事が展開していく。

そうした出来事を、六白では「天が動く」という感覚で捉えることがあります。

もちろん、何もしなくても願いがかなうという意味ではありません。

自分がやるべきことを行い、そのうえで自分だけでは起こせない大きな動きが加わる。

そのような世界観です。

六白金星は「大いなるもの」を表す

六白金星には、「大」という象意もあります。

大きな組織。

大きな目標。

社会的に影響力のある存在。

自分一人では扱いきれないほど、大きなものと関わることがあります。

六白金星は、小さくまとまるよりも、自分より大きな目標に向かって力を使うことで、その良さが出やすい星です。

責任は増えます。

でも、その責任を引き受けることで、人としての器も少しずつ大きくなっていきます。

「充実」も六白金星の大切な象意

六白金星には、充実という意味があります。

ただ忙しいだけではありません。

仕事がある。

役割がある。

人から必要とされる。

やるべきことに集中できる。

自分の力を使い切っているような感覚。

私は、六白の充実とはそんな状態だと捉えています。

六白金星は、何もせずに楽をしている時よりも、目標があり、責任があり、やるべきことがある時の方が力を発揮しやすい星です。

強さだけではなく、広い心を持つ

六白金星には、強さがあります。

判断も早く、やると決めたら動くことができます。

その一方で、自分の基準がしっかりしているからこそ、周囲にも厳しくなりやすいところがあります。

だからこそ、六白金星には「天のような広い心」が大切です。

自分の考えだけを押し通すのではなく、相手の立場も見る。

強い人にも、弱い立場の人にも、公平に接する。

強さと公平さが一緒になった時、六白金星の魅力は大きくなります。

六白金星は「上に立つ」だけの星ではない

六白金星には、上、高級、権威などの象意があります。

そのため、「偉い人の星」とだけ思われることがあります。

でも私は、それだけでは六白の本質は分からないと思っています。

本当に大切なのは、

上に立つだけの責任を引き受けられるか。

人を公平に見ることができるか。

自分の力を、自分だけのために使わないでいられるか。

ということです。

そこまで含めて考えると、六白金星はとても奥行きのある星です。

まとめ|六白金星は「実力と責任感」の星

六白金星は、北西を担当し、易では乾、自然界では天を表します。

責任感が強く、実行力があり、大きなことを始める力を持つ。

人やお金を集め、大きな目標へ向かって物事を動かしていく。

そして、上に立つほど公平さを大切にする。

権力ではなく、周囲から認められる「権威」を目指す。

そこに、六白金星らしい生き方が表れています。

次回は、六白金星の十二支である「戌と亥」について、さらに深く見ていきます。

六白の「捨てる力」と「本当に大切なものを残す力」が、よりはっきり見えてきます。

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