家相は間取りだけではない|温度・湿度・採光を先に見る理由
家相というと、
「玄関はどの方位がよいのか」
「トイレはどこにあるとよくないのか」
「キッチンは東がよいのか」
そんな間取りの話を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、九星気学で家相を見るとき、間取りは最初に見るものではありません。
家全体の形、温度や湿度、光の入り方。
そうした「人が実際に暮らす環境」を見たうえで、最後に玄関やトイレ、キッチンなどの配置を見ていきます。
今回は、家相というものを少し違った角度から見てみたいと思います。
家相を見る順番がある
家相を見る基本的な順番は、次のように考えます。
- ① 張りと欠け
- ② 温度・湿度
- ③ 採光
- ④ 間取り
ここで注目したいのは、玄関、トイレ、キッチンといった間取りが4番目だということです。
家相というと「どの方位に何があるか」に目が向きやすいのですが、それ以前に家全体を見なければなりません。
最初に見るのは「家の形」
まず見るのは、家全体の形です。
前回の記事でご紹介した「張り」と「欠け」がここにあたります。
家のどの方位が外へ張り出しているのか。
どの方位が大きく欠けているのか。
九星気学では、後天定位と家の形を重ねながら、その家が持つ基本的な特徴を見ていきます。
つまり、玄関だけを良い場所に置けば家相が整う、という単純なものではありません。
次に「温度」と「湿度」を見る
家の形を見た次に考えるのが、温度と湿度です。
ここが、家相を「方位占い」だけで考えてしまうと見落としやすい部分です。
家は、人が毎日生活する場所です。
眠り、食事をし、身体を休め、家族と時間を過ごします。
ですから、方位以前に「その空間が人にとってどのような環境なのか」を見ることが大切になります。
家相というと神秘的な世界のように感じるかもしれませんが、実際の暮らしと切り離して考えるものではありません。
「採光」も間取りより先に見る
温度・湿度の次に見るのが採光です。
どのように光が入るのか。
どの空間が明るく、どの空間が暗いのか。
こうしたことも、住まいを見るうえでは大切です。
以前の記事でご紹介した四神思想でも、南は朱雀の方位として、明るく開けた環境を大切にします。
家相、地相、四神思想は、それぞれ別々の話に見えて、実は少しずつつながっています。
玄関やトイレを見るのは、そのあと
そして最後に、間取りを見ます。
玄関はどこにあるのか。
トイレはどこにあるのか。
キッチンはどの方位にあるのか。
こうした話はもちろん家相では大切です。
ただし、それは家全体を見たうえでの話です。
私は、この順番を知るだけでも「家相」のイメージはかなり変わると思います。
家相は「ここにトイレがあるから凶」だけではない
家相の話では、どうしても刺激の強い情報が注目されます。
「この方位に玄関があると悪い」
「ここに水回りがあると運が落ちる」
そうした話だけを聞くと、家相が怖いものに感じられてしまいます。
しかし、本来はもっと家全体を見るものです。
家の形はどうか。
その中で人はどのように暮らしているのか。
光はどう入るのか。
そして、そのうえで間取りを見る。
一部分だけを取り出して吉凶を決めるより、住まい全体を見ることが大切です。
家相と健康は切り離せない
私は治療家として、長年、人の身体を見てきました。
身体だけを見てもわからないことがあります。
仕事、生活習慣、家族関係、睡眠、住環境など、その人を取り巻くものすべてが影響しています。
家相も同じだと思います。
人と家を完全に切り離して見るのではなく、どんな環境の中で暮らしているのかを見る。
治療で人の身体を見ることと、気学で住環境を見ること。
分野は違いますが、「全体を見る」という点では共通するものを感じます。
住みやすい家と家相
家相を学ぶ目的は、不安になることではありません。
今の住まいをどう見直すか。
これから家を建てるなら、どんな家にするか。
家族が気持ちよく暮らせる環境をどうつくるか。
そうしたことを考えるための一つの視点が家相です。
家の形、温度・湿度、採光、そして間取り。
この順番を知るだけでも、「家相=方位の吉凶」というイメージから少し離れて、住まい全体を見ることができるようになります。
気学を学ぶと、住まいを見る目が変わる
九星気学を学ぶと、普段何気なく見ているものの見え方が変わります。
方位を見る。
土地を見る。
家の形を見る。
そして、人がその中でどう暮らしているのかを見る。
九星気学は、単に運勢を当てるだけではなく、人と環境の関係を考える学びでもあります。
私は、そこにも気学のおもしろさがあると思っています。
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