杉本治療院の指圧は「足心」から始まります
当院の指圧療法では、最初に足心(そくしん)へ持続圧を行います。
足心とは、足の裏の中央付近です。
いきなり肩や腰など、つらい部位から押し始めるのではありません。
身体の一番下にある足から、静かに全身へ刺激を入れていく。
これを指圧の入り口として大切にしています。
なぜ心臓や脳から遠い「足」から始めるのか
心臓や脳は、身体の中心的な働きを担っています。
足は、そこから最も遠いところにあります。
指圧では、この末端である足から刺激を入れ、少しずつ身体の中心へ向かって施術していくという考え方があります。
いきなり中枢へ強い刺激を入れるのではなく、遠いところから身体の反応を確認していくわけです。
足心への持続圧は、その最初のスイッチのような役割を持っていると考えています。
足心を押しているのに、お腹や胸、頭へ響くことがあります
足心へゆっくり持続圧をしていると、
「お腹まで響く感じがする」
「胸のあたりまで何かが伝わってくる」
「頭まで抜けていくような感じがする」
と話される方がいます。
もちろん、全員が同じ感覚を感じるわけではありません。
しかし指圧では、押している部位だけに刺激が留まらず、離れたところへ響きを感じることがあります。
この「響き」も、指圧の面白さの一つです。
足裏は、身体を支える大切な感覚器でもあります
現代的に考えても、足裏は非常に重要な部位です。
私たちは立っているとき、足裏から床の硬さや重心の位置、身体の傾きなど多くの情報を受け取っています。
つまり足底は、単なる「身体の一番下」ではなく、姿勢やバランスを保つための重要な感覚入力の場所でもあります。
足裏へゆっくりと圧を入れることで、まず自分の身体の土台を感じてもらう。
そんな意味もあると考えています。
気功では「足から地の気を受け取る」と考えます
ここからは、少し東洋思想・気功的な話になります。
気功や伝統的な身体観では、人は天と地の間に立つ存在として捉えられます。
頭頂は天とつながり、足は大地とつながる。
そして足心は、「地の気」が出入りするところとして意識されることがあります。
これは現代医学的な解剖学の話ではなく、東洋の伝統的な身体観です。
しかし、足裏へ意識を置くと重心が下がり、身体が落ち着いたように感じるという感覚は、気功や武術を経験している方には馴染みがあると思います。
足心への持続圧は「身体を下へ落ち着かせる」
現代人は、頭を使う時間が非常に長くなっています。
仕事、スマートフォン、考え事、ストレス。
意識が上半身や頭へ集まりすぎているように感じる方も少なくありません。
そんなとき、身体の一番下にある足心へゆっくり圧を入れると、意識が足へ向かいます。
上へ集まっていた意識を、もう一度身体の下へ戻していく。
気功的に表現すれば、「気を下ろす」「地に足をつける」という感覚に近いかもしれません。
強く押すより「持続して待つ」ことを大切にします
足心への指圧は、力任せに強く押せばよいわけではありません。
ゆっくり圧を入れ、一定時間その圧を保ちます。
すると、最初は足だけに感じていた圧が、少しずつ身体の奥へ広がっていくように感じることがあります。
押すというより、圧を入れて身体の反応を待つ。
この持続圧は、杉本治療院の指圧で大切にしている技術の一つです。
「健康は足から」― 身体の土台を整える指圧
足は毎日、全身の体重を支えています。
歩く、立つ、姿勢を保つ。
どの動作にも足が関わっています。
だからこそ、肩がつらい人でも、腰がつらい人でも、まず足から身体をみていく。
健康は足から。
この言葉は、単に足を揉めば健康になるという意味ではありません。
身体の土台である足から刺激を入れ、全身のつながりを感じながら整えていく。
それが、私が長年続けてきた指圧療法の一つの考え方です。
横須賀で「深く響く指圧」を受けてみたい方へ
足心への持続圧から始まり、足、腰、背中、肩、首へ。
局所だけを揉むのではなく、全身のつながりを感じながら施術を進めていきます。
「強く押されるのとは違う、身体の奥へ響く圧を体験してみたい」
そんな方にも、指圧の面白さを感じていただければと思います。
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