七赤金星①|七赤金星とは?「悦び・豊かさ・人との楽しさ」を表す星

九星気学・易

今回から、七赤金星について見ていきます。

七赤金星を一言で表すなら、私は「悦びと豊かさの星」だと思っています。

お金や物だけではありません。

人との楽しい時間、食事、会話、趣味、心の満足感。

「人生を楽しむこと」そのものに深く関係する星が七赤金星です。

七赤金星の基本

まずは、七赤金星の基本的な対応を見てみましょう。

五行:金性
方位:西
季節:秋
十二支:酉
易卦:兌
色:オレンジ・ピンク

西は、太陽が沈んでいく方位です。

一日の仕事を終え、食事をし、人と語り合い、ほっとする時間。

季節でいえば、秋の実りを受け取る時期でもあります。

頑張った先にある「収穫」と「悦び」。

この感覚が、七赤金星の世界をよく表しています。

易では「兌」|悦びを表す

七赤金星は、易では「兌」にあたります。

兌には、悦びという意味があります。

おいしいものを食べる。

好きな人と話す。

欲しかったものを手に入れる。

人から喜ばれる。

楽しい時間を過ごす。

人生の中にあるさまざまな「うれしい」を担当する星と考えると、七赤金星は分かりやすくなります。

七赤金星は「物の豊かさ」を表す

七赤金星は、五行では金性です。

そのため、お金や物、収入など、現実的な豊かさとも深く関係します。

働いて収入を得る。

欲しかったものを買う。

おいしいものを食べる。

生活に余裕が生まれる。

「豊かさを受け取って、楽しむ」

これも七赤金星の大切なテーマです。

物の豊かさと、心の豊かさ

七赤金星を学ぶ時に、とても大切なのが物の豊かさと心の豊かさの関係です。

お金があれば、それだけで幸せになれるわけではありません。

反対に、「心さえ豊かなら、お金や物は必要ない」と言い切れるものでもありません。

気学では七赤を通して、現実の豊かさと心の豊かさは、お互いに影響し合うと考えます。

人に感謝できる。

人との時間を楽しめる。

自分が持っているものを喜べる。

そして、現実の生活も少しずつ整えていく。

心と現実の両方を豊かにしていく。

そこに、七赤金星らしい考え方があります。

七赤金星にとって、人とのつながりはとても大切

七赤金星の先天定位には、一白水星があります。

一白水星は、人間関係と深く関わる星です。

そのため七赤金星の豊かさは、自分一人だけで完成するものではありません。

人と話す。

一緒に食事をする。

誰かを喜ばせる。

自分も相手から喜びを受け取る。

人との間に「悦び」が生まれることで、七赤の世界は広がっていきます。

七赤金星は「楽しい雰囲気」をつくる星

七赤金星は、人を楽しませる力を持っています。

その場を明るくする。

会話を盛り上げる。

相手が喜ぶことを考える。

食事やお酒を囲みながら、人との時間を楽しむ。

こうした場面に、七赤金星らしさがよく表れます。

自分が楽しむだけではなく、周囲も一緒に楽しくする。

これが七赤金星の大きな魅力です。

軽く見えて、実はしっかりしている

七赤金星は、易の形を見ると、上の一爻が陰、下の二爻が陽になっています。

表面は柔らかく見える。

冗談も言う。

楽しそうにしている。

少しいい加減に見えることもある。

でも、内側には二本の陽があります。

見た目よりも、実はしっかりしている。

このギャップも、七赤金星の魅力です。

「一つ足りない」ことが魅力になる

七赤金星の兌は、乾と比べると一爻だけ足りません。

気学では、この「一つ足りない」ところにも七赤らしさを見ます。

完璧すぎない。

どこか抜けている。

少し隙がある。

だからこそ、周囲の人が親しみやすい。

「足りないところがあるから、愛される。」

これは七赤金星を理解するうえで、とても面白いところです。

酉は「酒」|人と楽しむ世界

七赤金星には、十二支の「酉」が関係します。

酉には、酒という象意があります。

お酒そのものだけではありません。

食事を囲む。

人と語り合う。

楽しい時間を過ごす。

人と一緒に悦びを味わう。

そこに七赤金星らしさがあります。

七赤金星は「聞き方」と「話し方」が大切

七赤金星には、口、口舌、説くという象意があります。

話すことだけでなく、相手の話をどう受け取るかも大切です。

相手が何を言いたいのか。

どんな気持ちで話しているのか。

どんな言葉なら喜んでもらえるのか。

七赤金星は、話す力と聞く力の両方を育てることで魅力が増す星です。

人を喜ばせる言葉が、七赤の魅力になる

七赤金星は、言葉によって人を明るくする力があります。

褒める。

励ます。

相手が楽しくなる話をする。

そうした言葉が、人との縁を広げていきます。

反対に、批判や悪口ばかりになると、せっかくの七赤らしい悦びが出にくくなります。

七赤金星は、「何を言うか」だけでなく「相手をどんな気持ちにするか」が大切です。

庚は「更」|自分を切り替えていく

七赤金星には、十干の庚と辛が関係します。

庚は「更」に通じ、気学では切り替える、更新するという意味を見ます。

今までの考え方に固執しない。

環境が変わったら、自分も変わる。

うまくいかないなら、やり方を変えてみる。

人生の悦びを増やすためには、自分自身も切り替わっていく。

これも七赤金星の大切な考え方です。

辛さを知っているから、楽しさが分かる

もう一つの十干である辛には、文字通り「辛い」という意味も重なります。

七赤金星は、いつも楽しそうに見える星です。

でも、だからといって苦労を知らないわけではありません。

むしろ、辛い経験を乗り越えたからこそ、人の気持ちが分かり、人生の悦びも深く感じられる。

楽しさの裏に、強さがある。

これも七赤金星の魅力です。

七赤金星は、意外と打たれ強い

七赤金星は、柔らかく、愛嬌があり、軽やかに見えます。

でも、その内側にはしっかりした強さがあります。

失敗しても、また立ち上がる。

つらいことがあっても、いつまでもそこに留まり続けない。

笑顔の奥に、意外なほどの強さを持っている。

七赤金星には、そんな一面があります。

七赤金星は「晩年星」としても見る

七赤金星は、気学では晩年に力を発揮しやすい星としても捉えます。

若いうちからすべてが整うというより、人生経験を積みながら、少しずつ悦びや豊かさが深まっていく。

人との縁。

仕事の経験。

失敗から学んだこと。

そうした積み重ねが、後半の人生の豊かさにつながっていきます。

年齢を重ねても、可愛らしさや楽しさを失わない。

そこも七赤金星らしい魅力です。

まとめ|七赤金星は「悦びと豊かさ」の星

七赤金星は、易では兌、方位では西、季節では秋を担当します。

人生の悦び、物やお金の豊かさ、人との楽しい時間、会話、食事、愛嬌。

そうした「人生を味わうこと」に深く関係する星です。

一方で、ただ楽をするだけではありません。

変化を受け入れる。

辛さから逃げずに成長する。

人を喜ばせる言葉を選ぶ。

楽しさの中に、しっかりした芯を持っている。

そこに七赤金星の奥行きがあります。

次回は、七赤金星の中心的な象意である「悦びと豊かさ」について、さらに深く見ていきます。

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