六白金星を理解するうえで、とても大切なのが戌と亥です。
気学では、戌を「滅」、亥を「核」として捉えます。
この二つを並べて見ると、六白金星らしい生き方がとてもよく見えてきます。
不要なものを終わらせる。
そして、本当に大切なものを残す。
六白金星には、そんな「捨てる力」と「残す力」があります。
戌は「滅」|いらないものを終わらせる
まず、戌には「滅」という意味を見ます。
ここでいう滅は、単に悪い意味ではありません。
役目を終えたもの。
もう必要のなくなったもの。
続けても意味が薄くなっているもの。
そうしたものを、きちんと終わらせる力です。
六白金星は、必要ないと判断したものを、比較的はっきり切ることができます。
続けることだけが正しいのではなく、やめることにも力が必要です。
「やめる力」がある人は強い
私たちは、何かを始めることには意識が向きやすいですが、やめることは意外と苦手です。
長く続けてきたから。
ここまでお金をかけたから。
せっかく始めたから。
そんな理由で、本当はもう必要ではないものを抱え続けることがあります。
でも六白金星は、「これはもう必要ない」と判断した時に、終わらせる力を持っています。
この「やめる力」は、人生を軽くする力でもあります。
亥は「核」|最後に何を残すか
一方、亥には「核」という意味があります。
核とは、その人にとっての中心です。
自分が本当に大切にしているもの。
簡単には手放したくないもの。
人生の支えになる考え方や、人とのつながり。
無駄を捨てたあとに残るものが、その人の核です。
捨てるだけでは、六白ではない
六白金星というと、「不要なものを切る」「はっきりしている」という印象が強く出ることがあります。
でも、本当に大切なのは、ただ捨てることではありません。
何を捨てて、何を残すのか。
ここが六白金星の大事なところです。
何でも切ってしまえばよいわけではありません。
残すべきものまで捨ててしまえば、自分の核まで失ってしまいます。
だから六白金星には、判断力が必要です。
始めるなら、何かをやめる
六白金星の考え方で、私はとても面白いと感じているものがあります。
何かを始めようと思ったら、何かやめるものを見つける。
新しいことを始めるには、時間も体力もお金も必要です。
今までと同じことを全部続けながら、新しいことだけを足していくと、どこかで無理が出ます。
だからこそ、新しいものを入れる前に、不要になったものを一つ終わらせる。
空きを作るから、新しいものが入ってくる。
これは、仕事でも生活でも、とても実践的な考え方だと思います。
やめる時には、残すものを考える
反対に、何かをやめようと思った時には、何を残すべきかを考えます。
仕事をやめる。
人間関係を変える。
習慣をやめる。
その時に、全部を否定して終わらせる必要はありません。
そこから何を学んだのか。
何を次に持っていくのか。
終わらせる中にも、残すべき「核」があります。
六白金星は「選択と集中」が大切
六白金星は、責任感が強く、何でもきちんとやろうとする星です。
そのため、あれもこれも全部良くしようとすると、かえって力が分散してしまいます。
全部を抱えるのではなく、何を大切にするのかを決める。
やらないことを決めることも、実力の一つです。
六白金星には、この「選択と集中」という生き方がとてもよく合います。
人間関係にも「滅」と「核」が表れる
六白金星は、人間関係でも比較的はっきりしています。
長く付き合っていても、「この関係はもう違う」と感じれば、距離を取ることがあります。
反対に、本当に大切だと思った人との関係は、簡単には手放しません。
広く浅く何でも残すのではなく、自分にとって大切な関係を見極める。
ここにも、戌の「滅」と亥の「核」が表れています。
六白金星は、自分なりの判断基準を持っている
六白金星は、自分の中に「こうしたい」という基準を持ちやすい星です。
仕事のやり方。
物事を進める順番。
時間の使い方。
何を大切にするか。
自分なりの考えがあるため、良かれと思って周囲が手を出したことでも、やり方が違うと気になってしまうことがあります。
これは頑固さとして出ることもありますが、別の見方をすれば、自分の基準がはっきりしているということです。
厳しさは、使い方で大きく変わる
六白金星は、比較的厳しい星です。
自分にも厳しく、人にも厳しくなりやすいところがあります。
だからこそ、その厳しさを何に使うかが大切です。
人の欠点ばかりを見るために使えば、関係は苦しくなります。
一方で、余分なものを整理し、本当に必要なものを見極めるために使えば、大きな強みになります。
六白の厳しさは、「切り捨てるため」ではなく、「大切なものを守るため」に使いたい。
私は、そう考えると六白金星の魅力がよく見えてくると思います。
何を残すかで、その人の人生が見えてくる
人は、すべてを持ったまま生きることはできません。
時間にも限りがあります。
体力にも限りがあります。
できることにも限りがあります。
だからこそ、何を残すかが大切になります。
家族なのか。
仕事なのか。
学びなのか。
長く続けてきた信念なのか。
最後に何を残したいのかを考えることは、自分の「核」を知ることでもあります。
捨てることは、失うことではない
「捨てる」という言葉には、少し寂しい印象があります。
でも六白金星の世界では、捨てることは必ずしも失うことではありません。
不要なものを手放すことで、本当に大切なものが見えやすくなる。
今まで使っていた時間が空けば、新しいことに使える。
余分なものを減らせば、一つのことにもっと力を注げる。
減らすことで、かえって充実する。
これも、六白金星らしい考え方です。
全部を良くしようとしなくていい
六白金星は、何でもきちんとしたくなるところがあります。
仕事も。
家庭も。
人間関係も。
自分自身も。
全部を良くしたいと思うほど、抱えるものは増えていきます。
でも、すべてを同じ力で完璧にする必要はありません。
今、一番大切なものは何か。
そこに力を集中することも、六白金星の大切な生き方です。
六白金星の強さは「決められること」
六白金星には、決断する力があります。
何を続けるのか。
何をやめるのか。
何を残すのか。
どこに力を使うのか。
人生には、「決める」という作業が何度も必要になります。
その時に、自分の核を持っている人は強いです。
周囲の意見に振り回されるのではなく、自分にとって何が大切かを基準に考えることができます。
六白金星にとって大切なのは「核」を持つこと
六白金星にとって、亥の「核」はとても大切な意味を持ちます。
核は、大げさなものでなくても構いません。
家族を大切にする。
この仕事を極める。
生涯学び続ける。
人に対して誠実でいる。
「自分はこれを大切にして生きる」
そう言えるものがあると、六白金星の強さは安定していきます。
まとめ|戌で手放し、亥で核を残す
六白金星に関係する十二支は、戌と亥です。
気学では、戌を「滅」、亥を「核」として捉えます。
不要なものを終わらせる。
その中から、本当に大切なものを残す。
何かを始めるなら、何かをやめる。
何かをやめるなら、何を残すかを考える。
この二つをセットで考えると、六白金星の「捨てる力」は、単なる切り捨てではないことが分かります。
余分なものを手放し、自分にとって本当に大切なものへ力を集中する。
それが、六白金星の「滅」と「核」から学べる生き方です。
次回は、六白金星の象意である「大始」について、さらに深く見ていきます。
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