家相とは?地相との違いと九星気学風水で見る住まいの基本
「家相」というと、玄関はどの方位がよいのか、トイレやキッチンはどこに置けばよいのか、といった間取りの吉凶を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、九星気学で住まいを見るときは、家の中だけを見るわけではありません。
家そのものを見る「家相」と、その家を取り巻く環境を見る「地相」。
この二つを合わせて見ることで、その土地と住まいがどのような気の中にあるのかを考えていきます。
今回は、家相を学ぶ最初の入り口として、「家相とは何か」「地相とは何が違うのか」をわかりやすくご紹介します。
家相とは、家の姿や形・間取りを見るもの
家相では、家そのものの姿や形、間取りなどを見ていきます。
基本となるのは、1階の平面図です。
家の中心がどこにあるのか。
東西南北に対して、家がどのような形をしているのか。
どの方位が出ていて、どの方位が欠けているのか。
さらに、部屋の配置、色の使い方、物の置き方なども見ていきます。
つまり家相は、「玄関がどこにあるか」だけを見るものではありません。
まず家全体の形があり、そのうえで間取りを見るという順番が大切になります。
地相とは、家の周囲の環境を見るもの
一方の地相では、自宅の周囲に何があるのかを見ていきます。
山、川、海、池、道路、鉄道、建物、お墓など、家を取り巻く環境全体です。
また、周辺環境だけではなく、自宅が建っている土地そのものの形も地相として見ます。
同じ家を建てても、周囲の環境が違えば、受ける影響も変わってくるという考え方です。
家だけを切り離して考えるのではなく、「どんな土地に、どんな家が建っているのか」を一緒に見るところが重要です。
家相と地相を合わせて「風水」と見る
風水という言葉は、とても広い意味で使われています。
九星気学では、住まいを見るときに、地相と家相を切り離さずに考えます。
家の中だけが整っていても、周囲の環境が大きく乱れていれば、その影響を無視することはできません。
逆に、周囲の環境がよくても、家そのものの形や住環境に問題があれば、そこも見ていく必要があります。
外側の環境と内側の住まい。
両方を見ることで、住環境を立体的に考えていきます。
マンションの場合はどう見るのか
マンションの場合は、建物全体の形だけを見るのではなく、自分が住んでいる住居部分の平面図を見ていきます。
戸建て住宅とは条件が違うため、その住居がどのような形になっているのかを見ることが基本になります。
また、地面から離れた高い階になるほど、土地そのものから受ける影響は小さくなると考えます。
「戸建てだから家相があり、マンションだから家相は関係ない」ということではありません。
住まいの条件に合わせて見方を変えていきます。
家相は「間取り占い」だけではない
家相というと、どうしても「この方位にトイレがあるから凶」「玄関はこの方位が吉」といった話が先に注目されます。
しかし、家相を学んでいくと、それより前に見るものがたくさんあります。
家全体の形。
土地の形。
周囲の高低差。
山や川、道路などとの関係。
さらに、温度、湿度、採光といった、実際に人が暮らす環境も大切です。
家相は、単に「間取りの吉凶を当てるもの」と考えるよりも、住まいと人との関係を広く見るものとして捉えた方がわかりやすいと思います。
住まいも「気」の中にある
人は、住んでいる場所から離れて生活することはできません。
毎日眠り、食事をし、家族と過ごし、身体を休める場所が家です。
そして、その家もまた土地の上にあり、周囲には道路や山、川、建物、さまざまな自然や人工物があります。
九星気学では、人だけを見るのではなく、その人を取り巻く時間や方位、環境も含めて考えます。
家相や地相も、その延長線上にある考え方です。
次に知っておきたい「四神思想」
地相を理解するときに、基本となる考え方の一つが「四神思想」です。
東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武。
四方にそれぞれ象徴を置き、土地の高低や川、道路、山などとの関係を見ていきます。
これは大相撲の土俵や、日本の都市づくりにもつながる、とても面白い東洋思想です。
次回は、この「四神思想」について詳しくご紹介したいと思います。
家相を知ると、住まいの見え方が変わる
家相を学ぶと、家を見る視点が少し変わってきます。
間取りだけではなく、土地を見る。
土地だけではなく、その周囲を見る。
そして、人と住まいを別々に考えるのではなく、環境全体を見る。
九星気学には、性格や運勢だけではなく、このように住まいや土地を見る考え方もあります。
気学を学んでいくと、方位、時間、人、住まい、自然が少しずつつながって見えてきます。
そこもまた、九星気学のおもしろさの一つだと思っています。
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