喉に何か詰まったような感じはありませんか?
「喉に何か引っかかっている感じがする」
「飲み込んでも取れない」
「検査では大きな異常がないのに、ずっと違和感がある」
東洋医学では、このような状態を「梅核気(ばいかくき)」と呼ぶことがあります。
梅の種が喉につかえているような感覚に例えられた名称です。
梅核気はストレスと関係することが多い症状です
梅核気では、ストレスや緊張が強く関係していることがあります。
仕事や人間関係、心配事が続いたときに喉の違和感が強くなる方もいます。
東洋医学では、こうした状態を「気滞(きたい)」と捉えることがあります。
気滞とは、身体を巡る「気」がスムーズに流れず、滞っている状態です。
喉は、気の巡りが滞ったときに症状が出やすい部位の一つとして考えます。
気滞では「肝」の働きを整えることが大切です
東洋医学では、気の流れを調整するうえで「肝」が重要と考えます。
ストレスが続くと、肝の気の巡りが悪くなり、肝気鬱結という状態になることがあります。
その結果、喉のつかえ感だけでなく、
- 胸がつかえる感じ
- ため息が増える
- お腹が張る
- イライラしやすい
- 肩や首が緊張する
といった症状が一緒にみられることもあります。
そのため、梅核気では肝の気の巡りを整えることを大切にします。
喉だけでなく、首まわりの緊張も確認します
ストレスが強い方では、喉だけでなく首まわりにも力が入っていることがあります。
特に、胸鎖乳突筋や首の前面、顎まわりが硬くなっている方も少なくありません。
そのため、鍼灸治療では喉そのものだけでなく、首・肩・顎まわりの緊張も確認します。
必要に応じて指圧・マッサージを組み合わせることもあります。
呼吸が浅くなっていないかもみます
ストレスが続くと、無意識に呼吸が浅くなることがあります。
胸や首まわりに力が入ると、喉の違和感も強く感じやすくなることがあります。
そのため、梅核気では胸郭や呼吸の状態も確認します。
首肩や胸まわりがゆるみ、呼吸がしやすくなることで、喉のつかえ感が軽く感じられる方もいます。
胃腸の状態も一緒にみます
東洋医学では、梅核気は気滞だけでなく、痰や水分代謝の乱れが関係すると考えることもあります。
そのため、胃もたれや食欲不振、お腹の張りなどがある場合には、「脾」の働きも確認します。
ここでいう脾は、現代医学の脾臓そのものではなく、消化・吸収や栄養、水分代謝などに関わる働きとして捉えます。
喉だけでなく、胃腸の状態までみるのが東洋医学の特徴です。
鍼灸では手足のツボも使います
梅核気の治療では、喉の近くだけに鍼をするわけではありません。
肝の気の巡りを整えるために、手足にあるツボを使うことも多くあります。
例えば、気滞やストレスとの関係をみながら、その方の反応に合ったツボを選びます。
喉の局所と、全身の気の巡りを同時に整えることが大切です。
「検査で異常がないのに違和感が続く」という方へ
梅核気では、耳鼻咽喉科などで検査を受けても、大きな異常が見つからないことがあります。
そのような場合に、ストレス・首肩の緊張・呼吸・東洋医学的な気の巡りをみることが一つの選択肢になります。
ただし、喉の痛みが強い、飲み込みにくさが進んでいる、声が出しにくい、体重減少などがある場合は、まず医療機関での確認をおすすめします。
こんな方は一度ご相談ください
- 喉に何か詰まった感じがする
- 飲み込んでも違和感が取れない
- ストレスが強いと症状も強くなる
- ため息が増えている
- 首肩のこりも強い
- 検査では大きな異常がなかった
喉だけでなく、肝の気の巡り、首肩、呼吸、胃腸の状態まで確認しながら鍼灸治療を行います。
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