脳卒中後、手首が反らしにくい方へ|手関節背屈を促す川平法【横須賀・杉本治療院】

川平法(促通反復療法)
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脳卒中後、手首が反らしにくくなっていませんか?

「手首が下がったままになりやすい」

「手を持ち上げようとしても力が入らない」

「手首を反らそうとすると、逆に手指まで曲がってしまう」

脳卒中後の上肢麻痺では、手関節の背屈が出しにくくなることがあります。

このとき大切なのは、単に手首を動かすのではなく、前腕屈筋群の過緊張を抑え、伸筋群が働きやすい状態をつくったうえで、本人の随意運動につなげることです。


まず前腕屈筋群の痙縮をやわらげます

手首や手指が曲がりやすい方では、前腕の屈筋群に強い痙縮がみられることがあります。

この状態で無理に手首を反らそうとすると、力みが強くなり、かえって屈筋群の緊張が高まることがあります。

そのため杉本治療院では、必要に応じて振動刺激を用い、前腕屈筋群の過剰な緊張をやわらげてから運動へつなげます。

振動刺激は、痙縮を完全になくすためのものではなく、動かしやすい状態をつくるための補助として使います。


前腕伸筋群には電気刺激を併用することがあります

屈筋群の緊張をやわらげたあとは、手関節を反らす前腕伸筋群が働きやすい状態をつくります。

必要に応じて、前腕伸筋群へ電気刺激を行いながら川平法を行います。

ここで大切なのは、電気で手首を勝手に動かすことではありません。

本人が「手首を反らそう」とする意図に合わせて、動きを出しやすくするための刺激として使います。

本人の随意運動を中心に、電気刺激で補助する。

この考え方が大切です。


曲池・手三里への指圧も「感覚入力」として使います

杉本治療院では、川平法の前後に指圧を組み合わせることがあります。

特に、肘から前腕にかけての曲池(きょくち)・手三里(てさんり)などへ指圧を行います。

これらの部位への刺激を、単に筋肉をほぐすだけでなく、神経系への感覚入力として捉えています。

前腕へ感覚刺激を入れたあとに、本人が手首を反らす運動を行うことで、

指圧で入力 → 川平法で出力

という流れをつくります。


手首を反らすときは「力まない」ことが大切です

麻痺した手を動かそうとすると、どうしても「頑張って力を入れよう」としてしまいます。

しかし、強く力むほど、肩や肘、前腕の屈筋群まで一緒に緊張し、目的の動きが出しにくくなることがあります。

そこで大切にしているのが、「のれんをくぐるような力加減」です。

のれんをくぐるとき、全身に力を入れて押しのける人はいません。

必要な分だけ、軽く手を上げて通ります。

手関節背屈も同じように、強く頑張るのではなく、軽く・自然に・必要な分だけ動かすことを意識します。


「大きく動かす」より「正しく動かす」

手首が少ししか動かないと、もっと大きく動かそうとして力んでしまいがちです。

しかし、最初は小さな動きでも構いません。

大切なのは、余計な力みを出さず、本人の意図した方向へ動きが出ることです。

その動きを繰り返すことで、少しずつ随意運動を引き出していきます。


手首の背屈は「手を使うための土台」です

手首を反らす動きは、それ自体が目的ではありません。

手を使うためには、手首がある程度安定し、そのうえで手指が動けることが大切です。

例えば、

  • コップを持つ
  • 箸やスプーンを使う
  • 手すりを握る
  • 衣服をつかむ
  • 物へ手を伸ばす

といった動作でも、手首の位置が重要になります。

そのため、手関節背屈を促すことは、手指を使うための準備にもなります。


肩・肘・前腕との連動も確認します

手首だけを反らそうとしても、肩や肘が強く緊張していれば、動きは出しにくくなります。

そのため、杉本治療院では、

  • 肩甲骨
  • 肩関節
  • 肘
  • 前腕
  • 手関節
  • 手指

までを一連の動きとしてみます。

必要に応じて肩や肘の緊張も整えながら、手首の背屈へつなげます。


川平法では「本人が動かす」ことを大切にします

川平法は、療法士や施術者が関節を動かすだけの施術ではありません。

本人が「動かそう」とする意図を出し、そのタイミングに合わせて運動を促通していきます。

振動刺激や電気刺激、指圧は、そのための補助です。

本人の意図した運動を、できるだけ力まず、繰り返し出していく。

これが大切です。


こんな方は一度ご相談ください

  • 脳卒中後、手首が反らしにくい
  • 手首が下がったままになりやすい
  • 手を動かそうとすると力んでしまう
  • 前腕屈筋群の痙縮が強い
  • 手指を開きにくい
  • 物をつかむための手の準備を練習したい

前腕屈筋群の痙縮、前腕伸筋群の働き、肩・肘・手指まで確認しながら、その方に残っている動きを活かして川平法を行います。


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