脳卒中後、歩くと膝が伸びきってしまう方へ|反張膝をみる川平法【横須賀・杉本治療院】

川平法(促通反復療法)
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脳卒中後、歩くと膝が後ろへ反ってしまいませんか?

「歩くと麻痺側の膝が伸びきってしまう」

「膝が後ろへガクッと入る感じがする」

「歩くたびに膝へ負担がかかる」

脳卒中後の歩行では、麻痺側の膝が必要以上に伸び、後方へ反るようになることがあります。

これを反張膝といい、リハビリの現場では「ニーバック」と呼ばれることもあります。

杉本治療院では、反張膝を膝だけの問題として捉えず、足関節・膝・股関節・骨盤・体幹の連動を確認しながら川平法を行います。


反張膝は「膝を伸ばしすぎている」だけではありません

反張膝は、歩行中に膝が過度に伸展し、後ろへ反るようになる状態です。

しかし、原因は膝だけにあるとは限りません。

例えば、

  • 足関節が十分に背屈しにくい
  • ふくらはぎの痙縮が強い
  • 膝を曲げ伸ばしする筋肉の協調がうまくいかない
  • 股関節や骨盤で十分に身体を支えにくい
  • 麻痺側の感覚が低下している

など、複数の要素が重なって反張膝が起こることがあります。

そのため、「膝を曲げればよい」だけでは十分ではありません。


足関節の動きが悪いと、膝へ負担がかかることがあります

歩行では、身体が前へ移動するにつれて、足首も自然に背屈していきます。

ところが、ふくらはぎの筋肉が強く緊張していたり、足関節が背屈しにくかったりすると、身体が前へ進む動きを膝で代償することがあります。

その結果、膝が後方へ押されるように伸び、反張膝が出やすくなることがあります。

杉本治療院では、膝だけでなく腓腹筋・ヒラメ筋・アキレス腱周囲の緊張も確認します。


ふくらはぎの痙縮が強い場合は振動刺激を用いることもあります

下腿三頭筋の痙縮が強く、足首が動きにくい場合には、必要に応じて振動刺激を用います。

振動刺激によって、ふくらはぎやアキレス腱周囲の過剰な緊張をやわらげやすい状態をつくり、その後の随意運動につなげます。

振動刺激だけで反張膝を改善させるのではなく、動きやすい状態をつくるための補助として使用します。


膝を「曲げる」「伸ばす」両方の動きを促します

反張膝があるからといって、膝を曲げる練習だけをするわけではありません。

歩行では、膝を伸ばして身体を支える場面と、膝を曲げて足を前へ運ぶ場面の両方があります。

大切なのは、

必要なときに伸ばし、必要なときに曲げられること

です。

川平法では、本人が膝を曲げたり伸ばしたりする意図に合わせて、動きを反復していきます。


股関節・骨盤で身体を支える力も重要です

歩行時に膝だけへ負担が集中しないためには、股関節や骨盤で身体を支えることも大切です。

大殿筋・中殿筋などが働きにくいと、麻痺側の脚で体重を受けるときに、膝をロックするように伸ばして身体を支えることがあります。

そのため、股関節の伸展・屈曲、骨盤の動き、体幹の安定性まで確認します。

膝を直すのではなく、脚全体で身体を支えられる状態をつくることを目指します。


体幹が安定すると、膝のコントロールもしやすくなります

歩行では、脚だけでなく体幹の安定も重要です。

身体が後ろへ残ったり、麻痺側へうまく重心を移せなかったりすると、膝を伸ばしきって支える動きが出やすくなることがあります。

川平法では、必要に応じて体幹の回旋や重心移動も行いながら、下肢との連動を促します。


「膝をロックして立つ」状態から変えていきます

麻痺側の脚に不安があると、膝を完全に伸ばして固定した方が「立ちやすい」と感じることがあります。

一時的には安定しているように感じても、毎回強く反張する状態が続くと、膝周囲へ負担がかかることがあります。

そのため、無理に膝を曲げるのではなく、股関節・膝・足関節で少しずつ身体を支えられる状態へつなげていきます。


指圧・マッサージも感覚入力として使います

杉本治療院では、必要に応じて川平法の前後に指圧・マッサージを行います。

大腿部・膝周囲・ふくらはぎ・足部などへ刺激を入れ、本人が脚の位置や動きを感じやすい状態をつくります。

杉本治療院では、

指圧・マッサージで感覚入力 → 川平法で運動出力

という流れを大切にしています。

筋肉をほぐすだけではなく、その後の随意運動につなげるための刺激として考えています。


歩行の中で膝をコントロールできることが大切です

反張膝への施術の目的は、「立っているときに膝がまっすぐになった」だけではありません。

実際に歩く中で、

  • 足を着く
  • 身体を支える
  • 身体が前へ移動する
  • 膝が曲がる
  • 足を前へ振り出す

という動作が連続して起こる必要があります。

そのため、施術後には立位だけでなく、実際の歩行も確認します。


「健側で支え、麻痺側を動かす」ことも大切です

脳卒中後の歩行練習では、最初から左右均等に立つことだけが目標ではありません。

麻痺側で十分に支えられない時期には、まず健側でしっかり身体を支えながら、麻痺側の脚を動かすことも大切です。

無理に麻痺側へ体重を乗せるのではなく、その方の能力に合わせて安全に運動を反復していきます。


反張膝は「膝だけ」の治療ではありません

脳卒中後の反張膝では、

  • 足関節の背屈
  • ふくらはぎの痙縮
  • 膝の屈曲・伸展
  • 股関節の働き
  • 骨盤・体幹の安定
  • 感覚入力

などを総合的にみることが大切です。

足関節 → 膝 → 股関節 → 骨盤 → 体幹

を一つの動きとしてみながら、その方に残っている随意運動を引き出していきます。


こんな方は一度ご相談ください

  • 脳卒中後、歩くと膝が後ろへ反る
  • 麻痺側の膝を伸ばしきって立っている
  • 膝に負担を感じる
  • ふくらはぎの痙縮が強い
  • 足首が動かしにくい
  • 麻痺側の脚で身体を支えにくい

足関節・膝・股関節・骨盤・体幹の動きを確認しながら、その方に残っている動きを活かして川平法を行います。

反張膝の原因や程度によっては、装具の調整や医療機関・理学療法士による評価が重要になる場合もあります。


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