六白金星には、「大始」という象意があります。
文字の通り、大きく始めるという意味です。
何かを思いつく。
小さく試してみる。
そこから少しずつ広げていく。
そういう始め方もあります。
でも六白金星の「大始」は、もう少しスケールが大きい。
人を集める。資金を動かす。形をつくる。そして一気に動き出す。
そんな大きなスタートを表します。
六白金星は「目に見える始まり」をつくる
六白金星の大始は、頭の中だけのスタートではありません。
実際に人が動く。
場所ができる。
お金が動く。
組織が立ち上がる。
周囲から見ても「何かが始まった」と分かるような始まり。
これが六白らしいスタートです。
小さく始める一白、大きく始める六白
気学では、「始まり」にもいくつかの形があります。
一白水星は、小さく始まる星です。
一本の電話。
一人との出会い。
本人も気づかないくらい小さなきっかけから、物事が始まっていきます。
それに対して六白金星は、最初からある程度の規模を持って始める星です。
会社を立ち上げる。
新しい事業を始める。
人を雇う。
大きな設備を入れる。
そんな始まり方に、六白の象意がよく表れます。
八白金星ではなく、八白土星は「変えて始める」
もう一つ、「始まり」に関係するのが八白土星です。
八白土星は、今まで続けてきたものを変革・改革して始め直す力を持ちます。
まったく何もないところから始めるというより、今までの形を一度変える。
やり方を変える。
仕組みを変える。
方向性を変える。
そこから、新しいスタートを切ります。
一白、六白、八白。
同じ「始める」でも、始まり方が違う。
ここが九星気学の面白いところです。
大きく始めるには、責任も大きくなる
六白金星の「大始」は、華やかな意味だけではありません。
大きく始めれば、それだけ責任も増えます。
人を巻き込めば、その人たちのことも考えなければなりません。
資金を使えば、その使い方にも責任が生まれます。
規模が大きくなれば、自分一人の都合では動かせなくなります。
大きく始める力と、責任を引き受ける力はセットです。
だからこそ、六白金星には責任感という象意が強く表れます。
「やりたい」だけではなく、形にする
何かを始めたいと思う人はたくさんいます。
でも、実際に形にするところまで進める人は、それほど多くありません。
六白金星の大始には、構想を現実へ持っていく力があります。
必要な人を集める。
必要なものを準備する。
日程を決める。
責任を持ってスタートさせる。
「いつかやりたい」を「始めました」に変える。
そこに六白金星らしい実行力があります。
今までのものを「大きくする」のも大始
大始は、まったく新しいことを始める時だけの象意ではありません。
これまで小さく続けてきたものを、大きくすることも六白の大始です。
一人でやっていた仕事に仲間を加える。
小さな活動を事業として形にする。
地域だけで行っていたことを、もっと広い範囲へ広げる。
今まで積み重ねてきたものを、一段大きなステージへ進める。
これも六白金星の「大始」の力です。
大きなことを始めるには、人を動かす力が必要
大きなことを始める時には、自分一人の力だけでは足りません。
一緒に動いてくれる人。
応援してくれる人。
必要な役割を担ってくれる人。
そうした人たちの力が必要になります。
六白金星には、人を集め、物事を大きく動かしていく力があります。
だからこそ、六白の実力は「自分が何でもできること」だけではありません。
周囲の力を集めて、一つの大きな目的に向かわせること。
そこにも六白らしい力が表れます。
お金を動かすことも「大始」の一部
六白金星は、大きなスタートと関係するため、お金の動きともつながります。
事業を始める。
設備を入れる。
人を雇う。
活動の規模を広げる。
こうした時には、どうしても資金が必要になります。
六白では、必要な人とお金を集めて物事を動かすことも実力として見ます。
ただお金を持っていることではなく、必要なところへ資源を集め、使い、形にしていく力です。
六白金星は「大きな目標」があると強い
六白金星には、「大」という象意があります。
そのため、小さなことだけに力を使うよりも、少し大きな目標を持った方が力を発揮しやすいところがあります。
自分一人のためだけではなく、誰かの役に立つ。
組織を良くする。
地域に貢献する。
自分の仕事を、もう一段大きな形に育てる。
目標が大きくなると、六白金星の責任感と実行力も生かされやすくなります。
始めた後は、速く進む
六白金星には、「鋭進」という象意もあります。
鋭く、速く進む。
決めた後の動きが早く、必要なことを次々と進めていく力です。
六白金星は、考えている間は慎重でも、方向が決まると一気に動くことがあります。
始める力だけではなく、その後を速く進める力もある。
これも六白らしさです。
速さが「せっかち」にならないようにする
六白金星のスピード感は、大きな強みです。
判断が早い。
対応が早い。
必要なことを後回しにしない。
その一方で、自分のペースが速すぎると、周囲にも同じスピードを求めてしまうことがあります。
人を急かす。
待てなくなる。
遅い人にイライラする。
自分が速く進めることと、周囲を急かすことは別です。
この違いを意識すると、六白金星のスピードはより良い形で生かせます。
大きく始める人ほど、土台が大切
大きく始めることは、勢いだけではできません。
何のためにやるのか。
誰とやるのか。
どこまで責任を持つのか。
必要なお金や時間はどれくらいか。
そうした土台があってこそ、大きなスタートは力を持ちます。
六白の大始は、無計画に大きく出ることではありません。
責任を持って、大きなことを形にしていく力です。
大始は「一人で大きくなること」ではない
六白金星の「大」という言葉を見ると、「自分が大物になる」という印象を持つかもしれません。
でも、六白の大始はそれだけではありません。
人が集まる。
お金が動く。
仕事が広がる。
周囲の人にも役割が生まれる。
自分を中心に、より大きな動きが生まれていく。
そこに六白金星の大始の魅力があります。
始める前に「何をやめるか」も考える
前回、六白金星の戌を「滅」、亥を「核」として見ました。
これは、大始にもつながります。
新しいことを大きく始めるなら、今までの何かを整理する必要があります。
時間を空ける。
役割を減らす。
優先順位を変える。
大きく始めるために、余分なものを減らす。
六白金星では、この二つがつながっています。
まとめ|六白金星の「大始」は、大きく動かす力
六白金星の「大始」は、目に見える大きなスタートを表します。
人を集める。
お金を動かす。
今まで積み重ねてきたものを、さらに大きくする。
そして、決めた後はスピードを持って前へ進む。
大きく始める力と、それを動かし続ける責任感。
この二つがそろうことで、六白金星の「大始」は生きてきます。
次回は、六白金星の大切な象意である「権威と権力」について見ていきます。
なぜ六白では、権力よりも「人から認められる権威」を大切にするのか。
そこから、六白らしいリーダーシップが見えてきます。
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