朝になると、なかなか食べられないお子さんへ
「夕食は食べるのに、朝ごはんだけ進まない」
「学校の日は食べられないけれど、休日は食べられる」
「日によって食べる量の差が大きい」
このような食べムラは、単に好き嫌いだけではなく、胃腸の働き・緊張・睡眠・自律神経の状態などが関係していることがあります。
杉本治療院の小児鍼灸では、「無理に食べさせる」ことではなく、朝に自然と食べやすい身体の状態をつくることを大切にしています。
朝は胃腸がまだ目覚めていないこともあります
朝起きた直後は、身体も胃腸もすぐに活発になるとは限りません。
特に、睡眠時間が短い、起床時間が遅い、前日の夕食が遅かったといった場合には、朝になっても胃が重く感じられることがあります。
その状態で「早く食べなさい」と急かされると、さらに緊張して食べにくくなる子もいます。
小児鍼灸では、食欲だけを見るのではなく、睡眠や生活リズム、お腹の張りなども確認します。
学校の日だけ食べられないなら「緊張」もみます
休日は朝から食べられるのに、学校の日になると食欲が落ちる。
このような場合には、胃腸だけではなく緊張や不安が関係していることもあります。
朝から「遅刻しないように」「今日も頑張らないと」と身体が緊張していると、お腹が硬くなり、食欲が出にくくなることがあります。
東洋医学では、ストレスや緊張で気の巡りが滞る状態を肝気鬱結と考えることがあります。
そのため、学校前だけ食欲が落ちる子では、胃腸だけでなく緊張しやすさも一つの視点としてみます。
東洋医学では「脾・胃」を重視します
食欲や消化の状態を考えるとき、東洋医学では「脾」「胃」を重視します。
ここでいう「脾」は、現代医学の脾臓そのものではなく、消化・吸収や栄養、水分代謝などに関わる働きとして捉えます。
脾胃の働きが弱っていると、食欲が出にくい、食べてもすぐにお腹がいっぱいになる、疲れやすいといった状態につながると考えます。
お腹の張り、便通、冷えなども確認しながら施術します。
食べムラがある子は「毎日同じ量」を求めすぎないことも大切です
子どもの食欲は、毎日同じとは限りません。
運動量、睡眠、疲れ、その日の気分などによっても変化します。
そのため、食べる量に波があるからといって、すぐに問題と決めつける必要はありません。
大切なのは、食欲が落ちている日が続いていないか、元気や体重の変化がないかをみることです。
小児鍼は「刺さない鍼」が中心です
杉本治療院の小児鍼灸では、てい鍼やローラー鍼などの刺さない鍼を中心に使用します。
皮膚をやさしくなでたり、軽く触れたりする刺激なので、鍼を怖がるお子さんにも受けていただきやすい方法です。
お腹・背中・手足などへ、その日の体調に合わせて刺激を入れていきます。
お腹が硬い子、冷えている子もいます
朝ごはんが進まない子では、お腹が張っていたり、みぞおちに力が入っていたりすることがあります。
また、手足やお腹の冷えが目立つ子もいます。
このような場合には、お腹や背中へやさしい刺激を入れながら、必要に応じて温灸を組み合わせることもあります。
熱い刺激を我慢させることはせず、心地よい温かさで整えます。
「食べさせる」より「食べられる身体」をつくる
食欲がない子に無理に食べさせようとすると、食事そのものが負担になることがあります。
小児鍼灸では、食べる量を直接増やすことを目的にするのではなく、胃腸が働きやすく、緊張がやわらぎ、自然に食べやすい状態を目指すことを大切にしています。
少量でも食べられたときには、それを一つの変化としてみていきます。
こんなお子さんは一度ご相談ください
- 朝ごはんがなかなか進まない
- 学校の日だけ食欲が落ちる
- 食べる量にムラが大きい
- 少し食べるとすぐにお腹いっぱいになる
- 緊張すると食欲がなくなる
- お腹が張りやすい
- 手足やお腹が冷えやすい
小児鍼灸は寛子先生が担当しています。
刺さない小児鍼を中心に、胃腸・緊張・睡眠・生活リズム・東洋医学的な体質をみながら、やさしく身体を整えていきます。
食欲低下が長く続く、体重減少や強い腹痛、嘔吐などがある場合には、医療機関での確認をおすすめすることがあります。
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