九星気学では、本命星だけを見てその人を判断するわけではありません。
本命星。
月命。
そして、その二つの関係から見る「傾斜」があります。
傾斜は、本命星だけでは見えにくい内側の性質や潜在能力を見るための大切な考え方です。
傾斜とは、月命が本命に与える影響
傾斜とは、簡単に言えば、月命が本命にどのような影響を与えているかを見るものです。
同じ本命星を持っていても、月命が違えば、考え方や内側の反応、得意なことに違いが出ます。
その違いをさらに深く見ていくのが、傾斜です。
本命星だけでは、その人の全部は分からない
たとえば、同じ三碧木星の人が二人いたとしても、まったく同じ性格になるわけではありません。
明るさの出方も違います。
行動の仕方も違います。
人との関わり方も違います。
そこには、月命や傾斜など、別の要素が関わっています。
「本命星が同じなのに、どうしてこんなに違うんだろう?」
そんな疑問が出てきた時に、傾斜という見方が役立ちます。
傾斜は「潜在能力」を見る
傾斜は、その人の潜在能力を見るものとして捉えます。
普段は目立たなくても、何かのきっかけで出てくる力。
自分では当たり前すぎて気づいていない得意なこと。
人から見ると「それが強みなのに」と思われる部分。
そうしたものを見る時に、傾斜が参考になります。
表に見えている自分と、内側に眠っている力は、必ずしも同じではありません。
ここが、傾斜を学ぶ面白さです。
月命と本命の関係を見る
傾斜は、本命と月命を別々に見るだけでは分かりません。
大切なのは、その二つの関係です。
月命盤の中で、本命がどこに位置するのか。
その位置から、傾斜を見ていきます。
つまり傾斜は、単独の星を見るというより、本命と月命の組み合わせから見えてくるものです。
「自分でも気づいていない自分」を知る
自分のことは、自分が一番よく分かっているようで、意外と分からないものです。
なぜか自然にできること。
なぜか人から頼られること。
なぜか繰り返し出てくる役割。
そこに、自分の潜在的な力が表れていることがあります。
傾斜を知ることは、「自分の中に何が眠っているのか」を知る一つの手がかりになります。
九星気学は、人を一つの星だけで決めない
九星気学の面白さは、「あなたは何星だからこういう人」と単純に決めつけないところにあります。
本命。
月命。
傾斜。
さらに廻座や方位など、いろいろな要素を重ねながら人を見ていきます。
一つずつ学んでいくと、
「人はそんなに単純ではない」
ということが、よく分かってきます。
そこに、九星気学の奥行きがあります。
傾斜を知ると、自分の強みに気づきやすくなる
人には、自分では当たり前すぎて気づいていない強みがあります。
自然にできること。
人からよく頼まれること。
なぜか繰り返し任される役割。
こうしたところに、潜在的な力が表れていることがあります。
傾斜を知ることで、「自分にはこんな力があるのかもしれない」と気づきやすくなります。
仕事を見る時にも、傾斜は面白い
仕事では、表に見えている能力だけでなく、内側にある得意な動き方も大切です。
人をまとめるのが得意なのか。
考えることが得意なのか。
行動することで力が出るのか。
支える立場で力を発揮するのか。
傾斜を見ることで、こうした潜在的な特徴を考える手がかりになります。
「何が向いているか」だけでなく、「どう力を出しやすいか」を見る。
ここが、傾斜の面白いところです。
人間関係の理解も深くなる
同じ本命星でも、傾斜が違えば、内側の反応や考え方に違いが出ます。
そのため、表面的には似ているように見えても、実際にはまったく違う感じ方をしていることがあります。
相手の傾斜まで知ると、
「この人は、表ではこう見えるけれど、内側ではこう感じているのかもしれない」
という見方ができるようになります。
人を決めつけるのではなく、理解する材料が増える。
私は、そこに九星気学を学ぶ意味の一つがあると思います。
本命・月命・傾斜を重ねて見る
本命だけを見る。
月命だけを見る。
傾斜だけを見る。
というより、それぞれを重ねて見ることで、その人の立体感が出てきます。
表に出やすい性質。
内側の感覚。
潜在的な力。
こうしたものを重ねることで、より深くその人を理解できるようになります。
傾斜は「自分を決めつけるもの」ではない
傾斜を知ったからといって、
「自分はこの傾斜だから、こう生きなければならない」
と考える必要はありません。
大切なのは、自分の中にどんな力があるのかを知ることです。
知ったうえで、どう活かすかを自分で考える。
そのための材料として、傾斜があります。
まとめ
傾斜とは、月命が本命に与える影響を見るもので、潜在能力を考える大切な要素です。
本命星だけでは見えにくい、内側の性質や、まだ表に出ていない力を見る手がかりになります。
自分を知る。
人を理解する。
仕事や人間関係を考える。
そうした時に、傾斜という視点が加わると、九星気学の見方がさらに深くなります。
一つの星だけで人を決めず、いくつもの要素を重ねながら見る。
そこに、九星気学の奥行きがあります。
もっと深く九星気学を学んでみたい方へ
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