傾斜鑑法とは?傾斜盤から人生の可能性・使命・課題を読む九星気学

九星気学・易

九星気学には、「傾斜」という考え方があります。

傾斜とは、月命星が本命星に与える影響から、その人の心の傾向や隠れた才能を見ていくものです。

傾斜そのものについては、以前の記事で詳しく解説しています。

▼ 傾斜について詳しくはこちら
九星気学の「傾斜」とは?本命星だけでは見えない心の傾向と隠れた才能

今回は、その傾斜をさらに一歩深く見ていく「傾斜鑑法」について解説します。

傾斜鑑法とは?

傾斜鑑法とは、傾斜盤を開いて、その人の人生の可能性や傾向を見ていく方法です。

傾斜そのものが「心の傾向」や「隠れた才能」を見るものだとすれば、傾斜鑑法では、そこからさらに人生全体の中で、どこに使命があるのか、どこに可能性があるのか、どこに課題が出やすいのかを見ていきます。

一つの星だけではなく、盤面全体から人生を見る。

そこが傾斜鑑法の特徴です。

傾斜盤は「人生の隠れた可能性」を見る

傾斜鑑法では、その人の傾斜に合わせて盤を開きます。

たとえば、八白傾斜の人であれば、八白土星を中宮に置いた盤面を使って見ていきます。

その盤面には、仕事や世間、恋愛・結婚、地位・個性、知恵・名誉、未来・子孫、財産、悦び、家庭、人間関係、老後など、人生のさまざまなテーマを重ねて見ていきます。

傾斜盤は、その人の人生の奥にある可能性を考えるための地図のようなものです。

傾斜鑑法でまず見るのは「本命の位置」

傾斜鑑法で最初に見る大切なポイントが、本命星がどこにいるかです。

気学では、本命星の位置から、その人がこの人生の中でどこに役割を持ちやすいのかを見ていきます。

仕事なのか、家庭なのか、人間関係なのか、社会的な立場なのか。

本命星の位置を見ることで、人生の中で自分が担いやすい役割や使命を考えていきます。

「使命」は大げさなものだけではない

「使命」と聞くと、何か特別な大仕事をしなければいけないように感じるかもしれません。

でも、私は使命をそんなに大げさに考えなくてもよいと思っています。

今いる職場で果たす役割。家庭の中で担っている役割。人との関係の中で、自分だからできること。

今いる場所で、自分が何を求められているのか。

そのように考えると、使命という言葉も身近になります。

本命が中宮に来る人は「今いる場所」に意味がある

傾斜盤の中で、本命星が中宮に来る人もいます。

気学では、その場合、今いる場所そのものに、自分の役割や使命があると考えます。

どこか遠くへ行かなければ、自分の使命が見つからない。もっと特別なことをしなければいけない。

そういうことではありません。

今いる場所で、何をするべきかを見る。

これも傾斜鑑法の面白いところです。

次に見るのは「最大吉方の位置」

傾斜鑑法では、本命星だけでなく、最大吉方がどこにいるかも見ていきます。

最大吉方は、自分が後天的に身につけていくことで、人生をより良い方向へ育てていく力として考えます。

その最大吉方が、傾斜盤のどこに位置しているのか。

そこを見ることで、自分の可能性をどの方向へ伸ばしていくとよいのかを考えていきます。

傾斜鑑法は「良い・悪い」を決めるためではない

傾斜盤を見ると、良い位置もあれば、課題が出やすい位置もあります。

でも、それを見て「自分は運が悪い」「この人生は大変だ」と決めつけるためのものではありません。

自分の人生には、どこに可能性があり、どこに学びがあるのか。

それを知るために使うのが、傾斜鑑法だと私は考えています。

五黄と暗剣の位置から「人生の課題」を見る

傾斜鑑法では、本命星や最大吉方だけでなく、五黄と暗剣がどこにあるかも大切なポイントになります。

気学では、五黄や暗剣が関わる場所に、その人が人生の中で向き合いやすい課題が出ると考えます。

仕事なのか。

家庭なのか。

人間関係なのか。

自信や基盤なのか。

「自分は、どこでつまずきやすいのか」

それを知ることが、傾斜鑑法ではとても大切です。

課題があることは「悪い人生」という意味ではない

五黄や暗剣という言葉を見ると、少し怖く感じる方もいるかもしれません。

でも、私はここを「悪い」「不幸」と決めつけて見る必要はないと思っています。

むしろ、

「ここを整えることが、自分の人生では大切なんだ」

と考える方が、気学を前向きに使えます。

課題が見えているということは、取り組む場所が分かるということでもあります。

問題が多い時ほど「中心となる課題」を見る

人生では、いくつもの問題が同時に起こることがあります。

仕事も大変。

家庭もうまくいかない。

人間関係も苦しい。

そんな時、全部を一度に何とかしようとすると、何から手をつければよいか分からなくなります。

傾斜鑑法では、五黄や暗剣の位置を見ることで、その人にとって中心になりやすい課題を考えていきます。

そこを丁寧に整えていくことで、他の問題の見え方まで変わることがあります。

最大吉方は「課題を乗り越える力」として見る

ここで重要になるのが、先ほど見た最大吉方です。

最大吉方は、人生を良くするために後天的に身につけていく力として考えます。

傾斜鑑法では、その力が、五黄や暗剣の課題を乗り越える助けになると見ます。

課題を見るだけではなく、そこをどう越えていくかまで考える。

このセットで見ることが、傾斜鑑法では大切です。

傾斜鑑法は「人生の攻略法」を考えるためのもの

傾斜鑑法は、未来を断定するためのものではありません。

「あなたはこうなる」

「この人生はこう決まっている」

と決めるためのものではないと、私は考えています。

むしろ、

「自分にはどんな可能性があり、どこに課題があり、何を育てればよいのか」

それを考えるための材料として使うものです。

そう考えると、傾斜鑑法は人生の「攻略法」を考えるような学びにもなります。

本命・最大吉方・課題を一緒に見る

傾斜鑑法では、一つの要素だけを見て判断しません。

本命星の位置。

最大吉方の位置。

五黄・暗剣の位置。

それぞれを重ねながら、その人の人生を立体的に見ていきます。

役割だけでもない。

長所だけでもない。

課題だけでもない。

全部を合わせて見ることで、その人らしい人生の形が見えてきます。

傾斜鑑法を知ると「自分を見る視点」が増える

私たちは、自分のことを分かっているようで、意外と分かっていないものです。

得意なこと。

苦手なこと。

なぜ同じところで悩むのか。

なぜ特定の場面で力を発揮できるのか。

傾斜鑑法を知ると、こうした自分の傾向を、別の角度から見られるようになります。

自分を責めるためではなく、自分を理解するために使う。

私は、この使い方がとても大切だと思っています。

まとめ|傾斜鑑法は「人生の可能性と課題」を見る

傾斜鑑法は、傾斜盤を使って、その人の人生の可能性や傾向を見ていく方法です。

本命星の位置から、役割や使命を見る。

最大吉方の位置から、伸ばしていきたい力を見る。

五黄・暗剣の位置から、人生で向き合いやすい課題を見る。

そして、その全部を合わせて、自分の人生をどう生きていくかを考える。

これが、傾斜鑑法の大きな魅力です。

気学は「良い・悪い」を決めるためだけのものではありません。

自分を知り、課題を知り、可能性を育てていく。

そのための一つの道具として、傾斜鑑法を学ぶと、九星気学の世界はさらに深くなっていきます。

▼ 傾斜そのものについて詳しくはこちら
九星気学の「傾斜」とは?本命星だけでは見えない心の傾向と隠れた才能

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